2011-11-23(水) 21:50(UTC +0900) p Tweet
繰り返される時間枠と、開かれた新世界
一番驚いたのは、出力インターフェイスがキャラクタベースだったことです。
始まってすぐ、主観的1回目の目覚めの時点で、「ああ、彼も半死人なんだな」てのには気づいたのですけどねぇ…
ミッション:8ミニッツ 観てきた。中々に興味深く、淡々と楽しめた。で、内容はと言うと、非人道的技術にて死人の視点で問題解決を図る、或いは、謀る、てな感じ。大昔、花とゆめだかにそんなモチーフの作品があったよなと思いつつw ちなみに、ラストは全くの想定通りで、またも謳い文句詐欺だよw
てコトで、傷痍軍人を死亡扱いにして、その肉体を生体部品として大事件の解決に役立てよう、という仕組み。
生前に志願していたのならまだしも、何も知らせずいきなり使うってのは、流石に無駄が大きくて無理筋じゃないかと思ったり。
実際、しばらくは混乱したり受け入れられなかったりで、ずいぶんとロスしてましたしね。
で、インターフェイスについてですが、アレッてつまり、脳の言語野辺りから直接言語データを引っこ抜ける技術と、映像/音声データを直接視覚野や言語野に叩き込める技術が揃ってるッてコトですよね。
なんてーかもう、攻殻機動隊における電脳化がほぼ実現しているみたいで、そっちに驚きます(爆)
さて、システム停止のシーン。
ソレまでは、呼吸器も無しで自発呼吸し、身じろぎしたり口が動いたり、ぶっちゃけ「寝てるだけ」程度には健常に見えるワケですが、ボタン一つでストンと終わったッてところを見ると、その心配機能自体がコンピュータ制御の指令で動いていたのかな?
その後のシーンについては、まあありがちな展開でした(笑)
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2011-11-23(水) 21:47(UTC +0900) p Tweet
「インディアン」を『敵』にできないなら「エイリアン」を『敵』にする
文字通りの意味で、西部劇でした。
先住民に対する侮蔑的表現などの描写もありましたけど、その辺はまあ、西部劇だし仕方ないと。
カウボーイ&エイリアン 観てきた。実にハリウッドな西部劇で、爆発オチなのも流石w 先住民と共闘するのは意外に斬新なのかも? 直接肌に着ける強力な武器には、生体認証くらい装備しとけと思わなくもなし。洗脳でアホ息子が変わったのは惜しいか? あと、あの貫禄の逃げっぷりは実に美事ですw
実は、西部劇作品をきちんと見たことはないのですが、それでも「ああ、これは私の知ってる西部劇だ」と云うイメージ通りの作りなのに、相手が異星人というのがなんか笑えてもきます。
圧倒的に優れた身体能力や技術力を持つハズなのに、まるでケモノのように描かれているってのも、西部劇の伝統に則ってる感じですね。
(アレは実際、採掘調査用に調教され詰め込まれただけのケモノで、母星はもっとちゃんとしているのかも知れませんけど?)
出てくる種族がちとアレなだけで、最初から最後まできっちり西部劇をしていた本作。
地球人が集まったり、異星人が飛んできたり、という理由が共通しているというのもまた、皮肉が効いてますけど、星を渡れる技術力があるなら無理に地球を狙う必要ないよねー、とは思ったり(笑)
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2011-11-23(水) 21:40(UTC +0900) p Tweet
健全な肉体を与えられても健全な魂を保つ精神力
「貧弱な坊や」を強化改造してみた。
だいたいそんな感じの作品です(笑)
キャプテン アメリカ 観てきた。マーヴェルなので設定のトンデモは総スルーだが、前半のキャンペーンのシーンはイイ感じにダメリカ節全開で好感が持てる。後にキャプテンのチームになった連中のチートっぷりを笑ったり、エンドロール?の戦争ポスターの立体化にうっかり感心したり。本興行が楽しみ。
ただ、「ぼうや」の魂は、正義に燃える英雄級の輝きを持ち、その輝きは強化されまくった肉体を得ても暗黒面に堕ちなかった、というのがミソ。
当然、当人の資質と周りの理解と協力、強大な敵の存在もあってのコトではありますが、なにより「完全版の技術により見た目がモンスター化しなかった」というのが大きいのでしょうね。
物語は、第二次大戦中、強制強化実験の被験者に選ばれた若者が、真の英雄となるまでのお話。
なのですが、結局は、「戦争とかバカげているよなー」という感想が真っ先にくるのは、日本人だからですかねぇ(笑)
さて、こちらも顔見せ興行の一環。
おまけの映像でメンバーが揃ったシーンも流れましたし、そろそろ “The Avengers” も間近になりましたね。
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2011-11-23(水) 21:35(UTC +0900) p Tweet
或いはこれが、ミッシングリンクの真相?
これまでに作られたシリーズとは異なる、新たなる物語として位置づけられる作品。
原作、旧映画版、と比肩するほど素晴らしい、正に新たなる神話の創世と云うべき出来でした。
猿の惑星:創世記 観てきた。始めは大袈裟な邦題にしたなと心配したけど、なるほどアレは創世神話の聖戦だわ、と納得。全体的にシーザーが格好良すぎるし、長老?も、ゴリ…赤g…ゴリさんも銀さんも格好良すぎ。ま、あの圧倒的身体能力にヒトを超える頭脳とか、そりゃ勝てんわw 追い討ちもあるしな
これまでの作品では、支配層の交代後の世界を描いていましたが、今作では「如何にして交代が始まっていくのか」「『一人目』はどのようにして『誕生』したのか」が詳しく描かれます。
そこに用いられた理由付け、結果どのように驚異的な存在となるのか、など、実に説得力があり、既に『ソレ』が始まっていてもおかしくないという恐ろしさもあります。
発端となった「アルツハイマー型認知症」は、いま正にヒトにとっての脅威となっています。
これに対抗する手段として「ウィルス治療」を用いるというのも、実際に行われている手段(特に、有効な手段)の一つです。
元々はヒトにとっての脅威であったモノを新たなる脅威に対抗する手段として用いる、その結果、些細なズレの積み重ねが決定的な強敵を生み出してしまう。実に良くあるパターンです orz
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2011-10-22(土) 14:59(UTC +0900) p Tweet
最長旅程を踏破して帰還してみせた、偉大な探査ロボ
先ずは20世紀フォックス版。
ストーリー的なモノは、もう皆さんご存じなので多くは語る必要はありませんね。
史実に対して、完全に架空な登場人物は「水野」研究生だけ、と云う、気合いの入った再現度。
ただ、はやぶさの成果のみを取り出すのでなく、それを送り出す為に、それを成し遂げる為に、それを帰還させる為に、地上で頑張る技術者/科学者/オペレータ/スタッフ達。
劇場でもビデオでもいいから、とにかく全人類に見て欲しいです(笑)
#HAYABUSA の映画を観に行ったら、はやぶさ映画の予告編が二連チャンで流れた。何を言ってるか分か…るなw てコトで、
はやぶさ/HAYABUSA 観てきた。悔しい位に良くできてた。学者の生き様や日本における宇宙開発とはどう云うコトか、全ての日本人が一度は見るべき重要な作品。てかもう、あそこまで丁寧に作れたなら、名前もそのままで行こうよ、とかw あと、ホイホイ出てくるあるあるネタに二やつくなどww
冒頭では、はやぶさの打ち上げ前、火星探査機「のぞみ」姉様の旅路も語られ、日本の射場事情も取り上げられました。
全編を通して、予算の問題や長期計画ならではの去就も描かれ、露米の宇宙開発とはまた様子の異なる日本の宇宙開発だからこそのエピソードが盛りだくさん。
外から見ていただけの私でも、その様子を追体験できる、実に興味深い筋書きでした。
ちなみに、鹿児島出身で相模原在住の身で、科学や宇宙に興味があり、技術系な人間からすると、あちこちに「あるあるネタ」が(笑)
あと、コマンド送信のオペさんカッコいいです!
(あの方、本人さんじゃないか?)
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2011-10-22(土) 12:19(UTC +0900) p Tweet
そこに無理な配役の意味はあるか。
期待値が高かっただけに、残念感が強く残ります。
尺が足りないか、描くべきシーンを選択間違いしたのか、もっと上手くできたと思うのですが…
とある飛空士への追憶 観てきた。設定やシナリオは面白かったのだが、作画とアテレコが残念すぎて勿体無い。せっかくなのだから丁寧に作って欲しいが、広域でかかるようにするには、あの様な政治的な柵に囚われるモノなのかねぇ… それはもう駄目だと認めようや… あ、最後のマニューバは凄かった。
物語としては、どこかにある世界での戦中劇、的な。
情勢不利となったイチ地方から、妃候補のお嬢様を王宮へ送り届ける青年騎士のお話、てな感じです。
戦が世界大戦で、”キ”が騎乗の騎でなく乗機の機だったり、実際は騎士でなく傭兵だったりはしますけど、モチーフとしては王道ですね。
で、開始早々に、ああ、コレは駄目だ感が漂う、残念な遠景からの人物像作画。
幼少期のシーンで聞こえてくる、ムリムリ感のある不似合いな声による当てレコ。
正直、期待感が一気に萎んでいきました(笑)
飛行船型の空中艦船や、燃料電池で飛んでるらしい「レシプロエンジンなプロペラ機」など、世界観/機械設定などは面白くありますので、是非再挑戦して欲しいところです。
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2011-10-09(日) 00:52(UTC +0900) p Tweet
恐れを知らない! そんな種族が知性を持てるハズがない!!
てなコトを見る前には考えていたワケですが、作中の定義では本気でそんなアホなコトを条件としていたので「えっ?」となったり(笑)
それだけでなく色々と突っ込みたくなる点がボロボロとあったりしましたが、まあ、それが得意だから実写でやってると云うだけで、「実写だから SF 考証もしっかりしろ」てのは勝手な意見なんでしょうね。
グリーン・ランターン 観てきた。所詮アメコミてコトではあるけど、最初から最後までツッコミどころ満載すぎw 億年単位で君臨してる連中を悩ます相手をたかだか岩石惑星に封ずるとか、たった三人喰っただけで破れる封てどんだけ弱いんだとか、色々。最後も、そこは両方同時にいけよと思ったわw
あらすじ的には、全宇宙を監視する組織があって、その組織を脅かす存在があり、驚異を封じ、封が解かれたときに危機が始まる、という感じ。
偉大な戦士が傷つき倒れ、その継承があり、封じられていた側は復讐を謀り、新たな戦士が決死の大活躍でコレを下す、てな分かり易い展開。
なのですが、もう最初からツッコミ所たっぷりで(爆)
個体/個性の知的生命が数十億年生き続けているとか、そんなトンデモな連中が恐れる敵がいるとか、そんな敵を一人で封じる超戦士とか、せっかく頑張ったのに高が三人を喰っただけで破られる脆弱すぎる封とか、そもそもヤバい相手なんだから星ごと簡単に砕ける岩石惑星ではなく恒星かせめて巨大ガス惑星に封じろよとか、もしかして恒星ではそのエネルギーを喰ってもう手がつけられなくなるのかと思ったら最後は恒星に落として退治しやがったよとか(笑)
ちなみに、あんまり 3D である意味はない作品でした。
『アバター並みに頑張れ』とは言わないから、せめて『立体視の作品であるコトを思い出させる程度の効果しかない「ガスの回り込み」とかはもう卒業しようよ』と、先日 CEATEC で超高解像度映像を実感してから改めて思います。
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2011-10-03(月) 18:50(UTC +0900) p Tweet
とある侵攻戦の一戦局
ツッコミ所は満載で、内容的にもありがちな感じでした。
使用している装備や武器、海兵の作戦行動やらは興味深く見ることができましたけど(笑)
世界侵略 ロサンゼルス決戦 観てきた。突然の侵攻、圧倒的戦力による電撃的制圧、民間人も参戦しての抵抗戦から決死隊による反抗戦の烽火と、テンプレ通りは言い過ぎだけどもよくある展開。とは言え、登場人物同士の絡みや局面を乗り切る度に迫る新たな脅威や課題と、手に汗握る実にイイ作品でした。
てコトで、ハリウッド的アクション映画としてはハラハラドキドキで面白く。
しかし、コレを SF としてみるとどうしてもツッコみたくなってしまうので以下ツッコみ(笑)
まず、あのレベルの技術があるなら、無人機であろうとも各個にそれなりの人工知能を載せられるハズ。
作戦指示系統としては、中央集権の指令機があってソコに全部ぶら下がるとは思いますが、たかだか指令ユニットが墜ちた程度で他の全無人機が無力化されるとか、それこそ米軍でもやらんでしょう。
侵略の理由として挙げられている『液体の水を欲する』というのも、ガンバリ過ぎ。
恒星間を渡れるほどの技術力があるなら、それこそ星間物質としてありふれている水素なんぞいくらでもかき集められるし、酸素だってそう難しいことなく集められるし、わざわざ恒星間を飛んでくるほどのコストをかけるほどに希少なモンではないよね、と。
最後に、まるで日本の『キネティック弾頭要素』のようなシステムで飛んでた無人機。
あんたら、恒星間を渡れるなら重力制御できるんだろうから、そんな騒がしいもんで大気中を飛ぶなよ(爆)
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