2010-12-10(金) 11:04(UTC +0900) p Tweet
偽りの平穏と平和な闘争
スパイアクションコメディ、と云うジャンルになるのでしょうか。
物語的には、ちと薹がたった Boy meets Girl になりますかね。何というか、一貫してイケメンエージェント(元)がキュートなんですが(笑)
最終的にはハッピーエンド、というコトになってますけど、その割にはかなり酷い状況な気もします。
特に、後半の大立ち回りについては、後々かなりキツイ思いを引き摺りそうにも思うのですけど、それを緩和するのはやはり天使のような存在ッてコトなんでしょうね。
話をまとめるのもその存在が大きいようでしたし。
ところで、ママはどう見てもアル中だよな…
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2010-11-12(金) 09:55(UTC +0900) p Tweet
消耗する程使い込んだればこその〔味〕
いろんな意味で人間がモノの様に扱われる作品でした。
が、根底には人間らしさが透徹してる感じで、意外に興味深かったですね。
…英語版のエンディング曲の後に唐突に挿入された日本語の曲は、とことん邪魔でしたけども(爆)
で、物語としては、ヒーロー軍団が敵の砦を攻略する、と云う分かり易いモノ。
アクションは、例によって当たり判定が一方的なチートな銃撃戦と格闘戦、てな感じで。
ただ、若手(?)が格闘戦で色々な格闘技を使いこなしている風なのに、御大は古き良きド突き合いだったのが、ちょっと切なくもアリ…
さて、本作はなんと云っても、出演する顔ぶれがやたらと豪華すぎるのが肝、でしょう。
作中でもそれぞれ『ロートル』とか『現役ギリギリ』とか、そんな風な表現もありましたし、台詞回しメインのシーンではそれぞれの芸歴に重ねるような表現にニヤニヤしてしまったり(笑)
あざといと言えばあざといですが、このやり方は他でももっとやってもイイかもですね。
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2010-11-05(金) 10:07(UTC +0900) p Tweet
「そんなに言うコトを聞かず大丈夫か?」 「だいj(ry
予告編を見ながら、シリアスな状況の割になんかコミカルだなと思ってましたが、そのまんまコメディ作品でした(笑)
物語自体は、本来は「超技術」とその開発者の争奪戦であるハズなのですが、そんなコトお構いなしに世界を飛び回りながら連れ回されながらのドタバタ劇、と。
ジャンルとしては「スパイアクション」で「騙し合い」な感じではあります。
しかし、何度も繰り返される「パターン」や予想どおりのリアクション、そして深い意味を持たせたスルーなど、どうしてもお笑い要素が強く感じられます。
実際は、近年希に見るという程度にヒトが死にまくってる作品だったりするのですけど(爆)
そして、最後にもう一発パターンの踏襲と仕返しがあり、コレが巧くオチを付けていて見終わった後もスッキリと。
なお、タイトルは見てる間に実際「ホント、云うコトを聞かんヤツだなコイツ」てな印象を受け、そういや最近流行のアレも「ヒトの云うコトを聞かない」から色々手を尽くして救済するッて設定だったなと思ったコトに起因してます。
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2010-10-29(金) 20:44(UTC +0900) p Tweet
当世最高、究極の手書き “MAD”
久しぶりに、実におバカでアホくさく、最高に面白い全力のアニメーション作品を見ました。
こう云うところでつまらんテレビタレントなんかに演技させるとかなり残念なコトになるのですが、今回はタレントの側にキャラを合わせ、且つ、小難しい台詞回しのないシナリオで、基本的にはガリガリな手書きアニメの迫力で突き抜ける感じ。
そうなるとまあ、控えめな演技でも十二分に効果的で。
物語としては、所謂「キャノンボール」レースを予選から本戦前と本戦のゴールまで、という感じ。
設定がぶっ飛んでたり、色々と無茶苦茶でデタラメな動きだったりするのですが、勢いと迫力で取り敢えず強行突破してみた、的な。
車体や装備に色々とこだわってる風だったのに、結経アレなアレだったりするのはどうなんだと思わないでもないですが(笑)
ところで、レース結果についてなんですが、アレは誰が勝ったんですかね??
それと、あそこまでやらかしてて、最後はマシン関係ないとか、どうなのよ(爆)
あ、姫は素敵でした。
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2010-10-22(金) 17:30(UTC +0900) p Tweet
分かり合うことこそ、争いを乗り越える途
冒頭で「ナニ、あいつ再生したの? お、新メンバーか!?」と思ったら裏切られた(笑)
主要な登場人物は一通り存命し、それぞれの役割をつとめながら戦い続けていました。
表舞台に上がった者、裏方に回った物、新しい任務に就く者、新しい関係を築く者、そして先立ってしまった者の後を継ぐ者、それぞれの戦いがありました。
そんな中、予測された来訪者が、人類とは全く異なるコミュニケーション手段で訪れます。
(それが人類全滅への脅威となるとか、接触者は別種の存在に変容するとか、エウレカセブンに似てるとか、思わなくもない(笑))ですが)
結果的には大団円というコトになりますが、そこまでの映像がとても印象深かったですね。
例えば、圧倒的な物量に対抗する為、あらゆる兵装を全力で行使して、その様が凄まじい密度で画面いっぱいに手前から奥まで展開されまくるとか、パトリックは相変わらず不死身だとか、ティエたんがほとんど『チャム・ファウ』扱いだとか(爆)
それにしても、最大の謎は未解明のまま、新しい謎が…
なぜ予測できたのか、如何にしてワープしたのか、どうして『ビリー・カタギリ』は景太郎の如くもてるのか…
ミスター・ブシドーは、恋い焦がれた彼にその身を捧げることができて、幸せだったのかな…
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2010-10-15(金) 12:34(UTC +0900) p Tweet
実際に空を飛ぶ勇者たち
原作は知らず、とにかく劇場の予告編で頻繁に目にするので観てみました。
ちなみに、原作は「ガフールの勇者たち」というファンタジー小説とのこと。
で、まず驚いたのが「フクロウ一家と同居している乳母(家政婦?)のヘビ」と云う存在。
「お前等喰うか喰われるかの存在だろうw」と(笑)
フクロウはヘビを喰うし、ヘビはフクロウの卵や雛を喰うし、この時点でもう、どんだけ奇天烈な設定なんだとニヤニヤしてしまいます。
ハナシが進むと、今度は鳥類以外の獣が出てきて、コレもヘビと同様にフクロウと会話できる割に、カラスやコウモリは会話できないポイ、と。
たぶん、カラスやコウモリは西洋的感覚で”魔の眷属”扱いとされ、一段低い存在になっているんだろうなと思いつつ、「カラスとか、フクロウよりよほどアタマ良いぞ」と突っ込み気味で。
さて、物語自体はよくある成長物/英雄物で、特段の驚きもなく。
ちょっと切なくなったのは、エンドロールの影絵劇だけでも充分内容が分かってしまうところでしょうか(笑)
(その程度の内容だった、的な)
けど、出てくる装備品や小道具、ふわっふわの羽毛のモフモフ感や空気感など、映像的にはかなり素晴らしい物でした。
風読みの能力と、それを軸とした炎の使い手という表現など、「鳥類として鳥類を超えた能力」を持つと云う描写はちょっと 3D で観たかったかも?
あと、最後の方まですっかり気にしてませんでしたけど、鳥の羽ばたきや飛行の様子など、もう CG でほとんど違和感なく描けるようになっているのには改めて感心しました。
変態的な運動性能自体には、違和感バリバリですけども(爆)
ちなみに、今回は敢えて 3D 上映を回避したのですけど、その為かはたまた人気の低さ故か、164席にもなる「シアター6」を独りで完全貸切でした。
白の女王様ハマーン様の鮮やかすぎる撤退ブリは続編を予感させますけど、どうなるかなぁ…
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2010-10-07(木) 23:37(UTC +0900) p Tweet
生き残り達の後日談?
随分と 3D 映画作りも慣れてきたようです。
今回は字幕版で見たのですが、台詞が少ないこともあり、字幕含めてほとんど違和感なく最後まで観ることができました。
まあ、ムリヤリ感のある演出が見受けられるのは、アクションモノでもあり仕方ないところか。
ストーリーについては、ぶっちゃけ「バイオハザード」という作品自体がゲーム/劇場版通して初見なので前提を知らんのですが、妙なエロスやロマンスもなく落ち着いてみることができます。
所謂「ゾンビ」が出てくるワケですが、「ホラー」的な要素は薄めのアクションメイン。あと、謎解きと云うよりは次回作への伏線もありますが、この辺は実際に続編が作られるかどうかッてコトなんでしょうね。
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2010-09-24(金) 21:01(UTC +0900) p Tweet
師は弟子を鍛え、弟子は師に教え、情けは人の為ならず
リメイク、とはいえ、実に良くできていました。オリジナルは観てないので引用ネタは分かりませんでしたが(笑)
米国と中国だけで構成される世界観で、これからの世界を実に象徴的に描いており、であるからこそ英語現代がひどさが切なくもあり…
物語自体は、オーソドックスな少年成長劇。
しかし、その舞台が【世界中からの移民にあふれる中国北京】となっていること、登場する子供たちの多くが英語を使えること、子供に対する英才教育の激しさやその中での競争の凄まじさなど、「コリャー日本は勝てないよ」とか違うことを考えたりしながら観てました。
あと、『悪い大人』の側の洗脳教育はともかく、フルコンタクト制であそこまで苛烈な武道大会を、大人が煽りまくる形で開催している点など、中国らしいなーとか。
そういえば、あんなあからさまで下手くそなイジメは、日本ではもう見られなくなってるのかな? イヤな洗練のされ方をして、目に付き難いだけ、なのかもですけど…
それにしても、ジャッキーはホント素晴らしいですね。いろいろなカンフー映画はありますが、その中でも特に見事な老師ぶりでした。
弟子役のジェイデンも可愛らしく格好良く、それでいて普通の子供らしさもあり。アジア的な師弟関係や功夫の重要さとその発露など、巧いこと表現してましたね。
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