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実際に空を飛ぶ勇者たち

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2010-10-15(金) 12:34(UTC +0900) p

原作は知らず、とにかく劇場の予告編で頻繁に目にするので観てみました。
ちなみに、原作は「ガフールの勇者たち」というファンタジー小説とのこと。

で、まず驚いたのが「フクロウ一家と同居している乳母(家政婦?)のヘビ」と云う存在。
「お前等喰うか喰われるかの存在だろうw」と()
フクロウはヘビを喰うし、ヘビはフクロウの卵や雛を喰うし、この時点でもう、どんだけ奇天烈な設定なんだとニヤニヤしてしまいます。

ハナシが進むと、今度は鳥類以外の獣が出てきて、コレもヘビと同様にフクロウと会話できる割に、カラスやコウモリは会話できないポイ、と。
たぶん、カラスやコウモリは西洋的感覚で”魔の眷属”扱いとされ、一段低い存在になっているんだろうなと思いつつ、「カラスとか、フクロウよりよほどアタマ良いぞ」と突っ込み気味で。

さて、物語自体はよくある成長物/英雄物で、特段の驚きもなく。
ちょっと切なくなったのは、エンドロールの影絵劇だけでも充分内容が分かってしまうところでしょうか()
(その程度の内容だった、的な)

けど、出てくる装備品や小道具、ふわっふわの羽毛のモフモフ感や空気感など、映像的にはかなり素晴らしい物でした。
風読みの能力と、それを軸とした炎の使い手という表現など、「鳥類として鳥類を超えた能力」を持つと云う描写はちょっと 3D で観たかったかも?
あと、最後の方まですっかり気にしてませんでしたけど、鳥の羽ばたきや飛行の様子など、もう CG でほとんど違和感なく描けるようになっているのには改めて感心しました。
変態的な運動性能自体には、違和感バリバリですけども()

ちなみに、今回は敢えて 3D 上映を回避したのですけど、その為かはたまた人気の低さ故か、164席にもなる「シアター6」を独りで完全貸切でした。
白の女王様ハマーン様の鮮やかすぎる撤退ブリは続編を予感させますけど、どうなるかなぁ…

ガフールの伝説

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