2011-04-04(月) 11:37(UTC +0900) p Tweet
納税義務の果たし方
ツーリスト 観てきた。全くオチが読めなかったのが悔しいw
巻き込まれ系主人公がたくましくなっていくオハナシ。
と思ってたら全てを振り回してるのが実は主人公だった… な… 何を言ってr(ry
とまあ、概ねそんな感じでした(笑)
ストーリーとしてはコンゲームなのかスパイアクションなのかコメディなのか、とにかく、出逢って惹かれ合ってという演出をしてるように見せているつもりだったのだけどソレ込みの仕込みだった、的な。
てか、最初はニヤニヤ見てたのが、段々かっこよくなり、最終的に「本物」になったねぇとか見てたら、実は…
悔しい(笑)
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2011-03-04(金) 18:02(UTC +0900) p Tweet
強盗稼業の手仕舞い方
ザ・タウン 観てきた。なんつーか、色んな意味でのダメリカさを見せつけられたら感じ? あと、死刑制度廃止の為には「凶悪犯は現場で始末」が大前提だなと再確認するなど。
銀行強盗が地域産業になってるとか、アメリカ凄いな、と…
なんというか、見ててギリギリしてくる作品でした。
内容としては、副業として真っ当な職に就きながら、家業/稼業として銀行強盗をしてる連中が壊滅していくオハナシ。
途中で、人質との間のロマンスだの FBI との駆け引きだのありますが、所詮悪さをしているという良心の呵責には抗えない為に色々と破綻して色々と綻びて、賭けに出た大ヤマで下手を打つ、と。
リーダーとフォワードの間の友情、加害者と被害者の間の愛情、その双方をナントカ守ろうとする身を削るような綱渡り。
黒幕の悪辣さと FBI のしつこさ、それでも『街』や『身内』の為に危ない橋を渡るという決意や追い込まれ感。
ホント、見てるコッチがギリギリしてました…
当然、フィクションであり、最後の一文の通り善良な市民も多いのだろうとは思いますが、それでも銀行強盗が馬鹿みたいに多いという辺りに、アメリカの病んでる感が伺えます。
それでも死刑廃止に出来るのは、気軽に射殺できるというもうヒトツの病んでる感がもたらす効果、なのでしょうね。
あと、盗聴の対象として Skype が普通に出てきたのに軽く噴きました(笑)
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2011-02-28(月) 11:22(UTC +0900) p Tweet
最強不死身のお年寄り
RED 観てきた。なんつーか、もう、終始ニヤニヤが止まらんw ベテラン勢の強さはもちろん、過去の経緯や複雑な相関、呆れるような世間の狭さなど、あの時代の諜報活動ならありそうだなー、とかww で、新人君は結局どんな風に片を付けるのかな?
全般的に年齢高めでした(笑)
ですが、圧倒的な知識と経験、蓄えてきた武器弾薬、極狭くも複雑で物騒な交友、そしてナニより恵まれまくった才能と適正で以て、でたらめな強さで現役のヒヨッコ共を圧倒しまくりです(爆)
ブラインドから腰撓めでグレネード放ってナイスショットのヘッドショットとか、コレなんの遊びだよとか(笑)
物語的には、醜聞隠しとそれに見せかけた強請と、その陰謀に対する大反撃祭り、と云う内容。
あと、ちと酷い表現ですけど、「老いらくの恋」な部分も素敵でしたね。「吊り橋効果」補正もかなりあるのでしょうけど、互いに顔を合わせる前に声だけでもしっかり恋愛していたので、その後も良好な関係を続けていける、かも?
それにしても、元気なご老人がショウビジネスにも増えてきましたね。
なんだかんだでドンドン若手や新人が出てくるし、ベテランはますます元気だし、きちんと収益を上げられる娯楽を提供し続けるシステム共々、やはりアメリカの映画界は凄いですね。
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2011-02-19(土) 21:04(UTC +0900) p Tweet
虚構、なれど説得力を持つ成功物語
ソーシャルネットワーク 観てきた。所謂「ICT ベンチャー」の爆発力と、何故それがアメリカなのかが端的に描かれていて、創作とは言えかなり興味深かった。 CEO とCFO のギリギリの友情と幼さはちょっと切なかったかな。で、結局 Facebook の使い方が分からないオレガイルw
アメリカの有名大学ならではの学生生活。
そこは絶望的なまでの格差社会であり、学生はできる限りの『チカラ』を駆使し、クラブ入りし、ソーシャルネットワークを構築しようとするモノである。
先ずはそんな基礎知的な前提に驚きました。
そんな状況が分かってしまうと、なるほど Facebook に学生が飛びつき、そのネットワークの威力によりドンドン拡大していくのも納得です。
その後の国際展開や、数億にも届くというアカウント数の増大については、色々な分析があり、国ごとのネットワーク環境の要因もあり、単純なモノではないと思いますが(笑)
さて、物語的には基本的に全編フィクションとのことらしく。
外部から把握されている数値的情報と、創業者から一応の監修を受けてはいるとのコトですが、シナリオ自体は一切の取材を拒否されたままでの創作と。
結果、アメリカの名門大学生やそこから ICT ベンチャーが飛び出してくる様子、ベンチャーで学んだことを次なるベンチャーに伝える先輩役やファウンダーなど、実に興味深い情報バラエティー(?)になっています。
(あの内容が本当に為になるのか、私には全く判断できませんが(爆))
そんな状況でも、なんとか必死に友を信じようとする姿が、凄く印象的でしたね…
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2011-02-10(木) 13:08(UTC +0900) p Tweet
ひとりヒトリがヒーローになる時代?
キックアス 観てきた。取り敢えず、ヒトを殺し過ぎだし洗脳教育怖すぎ。あと、『人殺し』の扱いが軽すぎで、結局アメコミの世界じゃねーか、とかw 面白かったのだけどなww
二週続けてアメコミヒーローモノ(笑)
今度は、本当になんでもない一人の少年が、コスチュームとちょっとした練習だけでヒーローとしての名乗りを上げ、その行動がダークヒーローやら悪役やらを呼び出すという内容。
例によって殺しまくりなのは、ホント、アホですけどね(爆)
普通の人間が生身のままでヒーローになる。
その為には、例えば「痛覚が鈍くなる障害」であるとか「元から金持ちでその財力を投入した装備」が必要になるワケですが、「小悪党をのして金品をまきあげ、そのカネで装備を増強して更なる大物を狙ってより大きなアガリを狙う」というやり方は、ちょっと斬新かもと感心したり。
もうひとつ、「幼少期からの徹底した洗脳教育と訓練で殺戮人形を作り上げ、それにヒーローコスをかぶせる」てのも、なかなか上手いな、とか。
実際、少年兵とかはそんな感じに作られるらしいしなぁ…
あと、ヒーローになる課程として、 YouTube や MySpace が重要な位置を占めているというのも、時代ですね。
制作が2009年らしいので、今なら更に Twitter が使われたり MySpace が Facebook に置き換わったりしてくるかな?
つまり、情報伝搬速度の向上が、『ヒーロー』と云う事象そのモノまで加速している、と。コレは、コスチュームを着てない実際のヒーローたちにも同様な、リアルな点ですね。
撮影方法等には目新しいモノはなかったのですが、ヒトツだけ、素晴らしい映像表現がありました。
所謂「アメコミ」の絵は、元々デッサンや描写がしっかりとした写実的なモノですからそのまま 3D CG にしても破綻や違和感がなく、だからバットマンなどはデジタル俳優なんてコトにもなっちゃったワケですが、遂に、「3D モデルをアメコミレンダリングして、アメコミそのままの映像がアニメーションする」コトになってます。
作中の1シーンだけなんですが、ぶっちゃけアレでそのまま全編作ったらイイんじゃないかとか(笑)
最後に、ヒット・ガールは色々な意味でやばいので、是非観て欲しいと思います!
個人的好みとして、『クロエ・モレッツ 萌え』とまでは逝きませんでしたけども、アレは人気出て当然ですね…
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2011-02-04(金) 14:31(UTC +0900) p Tweet
どら息子の破壊的社会貢献
グリーンホーネット 観てきた。分かり易いお馬鹿作品で楽しかったが、ぶっちゃけ 3D の無駄遣いだなw エンディングのカートゥーンアニメーションとスタッフロールが最高のシーンなのはどうよ?w 最大の衝撃は、エンディングソングなのだがww
正義を志した者が、悪の手法で悪を討つ。
作中でも『アメコミ的ヒーローの欠陥』への言及があったり、この視点は珍しいと思いました。
やってることはドタバタになっちゃいますが、名乗りを上げた後の初仕事で無茶苦茶ビビったり、結構あっさりピンチに陥ったり、等身大のヒーローとして妙な現実味があって面白いところです。
また、この作品は「助手 (sidekick) 」が主役なのも良いですね。
カネとクチを出すけど残念戦力に過ぎないどら息子を、センス/知能/技術力/身体技能と更に戦力的にもでたらめにレベルの高いイケメンがナントカ使い物になるように仕立てるあたりにも、現実的な感じがします。
(全てを一人でこなしてるのが、アイアンマンかも?)
更に素晴らしいのが、怖い怖いブラッドのヒト。
最初から飛ばしてる割に実は結構『若手の意見』を気にしてたり、装填構造が謎な特製改造拳銃にこだわってたり、考え抜いた(イマイチ間抜けな)決め台詞を結局最後まで謳いきれなかったり、キュートです(笑)
アメコミヒーローモノには魅力的な敵役が必須ですが、コレは見事に達成してますね。
…さて、本作は 3D 上映だったのですが、無駄なことをしてしまいましたね。
普通に 2D 作品として撮影したモノを後付けで 3D にコンバートしたらしいのですが、まー無駄なこと(爆)
あの内容なら、もっとトーンをマットにした上で敢えて平板な 2D にする方が面白いでしょ。
最初から 3D で企画して撮るならまだしも、コンバートして公開を遅らせたのは完全に逆効果です。もったいない。
もう暫くは、こんな残念な 3D の無駄遣いが続くのかなぁ…
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2011-01-28(金) 11:58(UTC +0900) p Tweet
暴走特急暴走貨物列車
アンストッパブル 観てきた。元ネタは有名な鉄道事故で、結末まで知ってるんだけど、かなり面白かった。特に会話というか掛け合いでウッカリにやけてしまうw
セガールは出ません。
ネタ元は CSX 8888 暴走事故と呼ばれるアメリカで実際に起こった鉄道事故。
多少の脚色はありましたが、実際の事故をなぞるシナリオになってます。
事故原因とその拡大の規模は、日本ではあり得ないレベルなんですが、ホント、8888号が大惨事にならずに良かったですよ。
そんなワケで、事件のあらまし自体は既知のモノで。
途中で、いくつかの盛り上げ要素もありましたし、彼の機関士の安否は凄い気になるところですが、ナニより、会話や掛け合い・対策班の行動などがとても面白く。
まさか、主任溶接工があんな活躍をするとは思いませんでした(笑)
そして今回も、ダクトテープ万能論が炸裂(爆)
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2011-01-15(土) 17:43(UTC +0900) p Tweet
映像技術とトレンディドラマ
木村拓哉版 ヤマト 観てきた。メカニックデザインとか戦闘機の変態マニューバとかコスモゼロとかアナライザーとか緒方賢一とかとても良かった。あと木村拓哉だった。
その前日に観た「バーレスク」同様、イイ意味で裏切られました。
改めて、実は「宇宙戦艦 ヤマト」を観てないことを思い至ったり、今劇場版のストーリーがどの程度新訳なのか分かってなかったりするワケですが、それでも日本の映画としてはよく頑張っていると云えましょう。
特に、制作時間の半分以上、全映像の大半を占める CG や映像効果・合成は、既に世界レベルに達していました。
メカニックデザインが下手に旧作を踏襲しようとせずに真面目に作り上げられていたこと、姿勢制御の為の噴射が正しく表現されていたこと、アナライザーがきちんと意味ある存在として活躍したことなど、好感が持てます。
まあ、それだけに、所々に見られる謎の現象や超技術について、違和感を覚えたりもするのですけども(笑)
物語については、大筋では変わってないようです。
敵性勢力とかその正体に関しては、ふとガンダムを思い浮かべたりしましたが気の所為です。
あと、ドラマ部分については普通にトレンディドラマでキムタクでした。
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