2007年02月23日

「アスキービジネスニュース」にて Skype 社のビジネス拠点訪問ツアーの様子が掲載されていますのでご紹介。

clip IT!
from アスキービジネスニュース
「スカイプのロンドンオフィスに行ってきました」

Skype 社は EU 系企業ならではと云いますか、登記上/税制上の理由等で「本社機能は Luxembourg (ルクセンブルク)」にあり、理由は未確認ですが「開発拠点は Estonia (エストニア)」に、実際の営業等(?)を行う「ビジネス拠点は London (ロンドン)」にそれぞれ散在している訳ですが、本記事はそのビジネス拠点であるロンドン事務所を訪問してきたってコトのようですね。
…その前に、せっかく日本にも事務所があるんだから、そっちにも行っとけよとか思いますが、実は過去に記事を上げているのかな??

で、初っ端から気になった点が「全世界で約500名の社員が働いている」と云うハナシ。うーむ、数年前は十分の一以下で回していると云うコトを見聞きしてましたが、そんなに大きくなってしまっていたのですね…
んで、今時のICT企業ですのでフリードリンク/フリーミールは当然と思いましたが、なんか知らんですが、疑似乗馬型運動器具が設置されているらしいです。記事中では「ロデオボーイ」と書かれてますが、コレ、思いっきり松下の「ジョーバ」ですな(笑)
どういう経緯で知ったのか、誰がどこで買ったのか、激しく気になりますが(爆)

てな感じで、ビジネスオフィスですのであんまり興味を惹くモノもなく。次は是非とも Tallinn ( Estonia の首都)にある開発拠点側のオフィスに潜入してもらいたいと思います。

ところで、今時RSSフィードを出してない(少なくとも、個別記事だけを見てすぐにフィードを登録できない)ニュース系サイトって、どうなんだろうね?

リンク先の本ネタとはあんまり関係ないのですが、付記の部分に気になる記述がありましたので、無理矢理そちらに焦点を持っていきます。

clip IT!
from siwata’s home
「Skype 3.1 beta with “SkypeFind”」
同時に発表になった Skype Pro は残念ながら日本ではまだ始められません。

ちょっと前から SkypeOut に対する接続料徴収が始まってしまっておりますが、その接続料徴収の前提となる無料 SkypeOut 通話サービス「Skype Pro」についての言及ですね。前出の引用部以降に続く文面から、日本国内の閉鎖的な通信事業界にありがちな困難な状況が滲み出ているように感じますが、国内でのサービス提供に向けて水面下では色々と頑張っているようですね。
既に接続料徴収が強制開始されているだけに、なんとか頑張って迅速にサービス開始されることを期待します。

しかし、 Skype は「全ての有料音声通話を叩き潰す」なんて云う目論見なんかなく、むしろ今後は先細るしかない有料通話に対して僅かなりとも収入を与えて共存していきましょうという姿勢であるのに、既存の電話会社はつまらんしがらみに足を取られている場合ではないと思うのですけどねぇ…
そもそもココまで事態が進展してしまえば、Skype がやらずとも、例えば Google や Microsoft 、或いは「Asterisk + SIP」連合等により、ほとんどの通話が無料化するのは目に見えている訳で、次世代のVoIP環境との相互接続を渋っている場合ではないのですよね。
(…あー、それとも、ひょっとしてゴネているのは通信事業者ではない、のかな?)