「Skype Pro」に関する中の人からの「ささやかな雄叫び」

リンク先の本ネタとはあんまり関係ないのですが、付記の部分に気になる記述がありましたので、無理矢理そちらに焦点を持っていきます。

clip IT!
from siwata’s home
「Skype 3.1 beta with “SkypeFind”」
同時に発表になった Skype Pro は残念ながら日本ではまだ始められません。

ちょっと前から SkypeOut に対する接続料徴収が始まってしまっておりますが、その接続料徴収の前提となる無料 SkypeOut 通話サービス「Skype Pro」についての言及ですね。前出の引用部以降に続く文面から、日本国内の閉鎖的な通信事業界にありがちな困難な状況が滲み出ているように感じますが、国内でのサービス提供に向けて水面下では色々と頑張っているようですね。
既に接続料徴収が強制開始されているだけに、なんとか頑張って迅速にサービス開始されることを期待します。

しかし、 Skype は「全ての有料音声通話を叩き潰す」なんて云う目論見なんかなく、むしろ今後は先細るしかない有料通話に対して僅かなりとも収入を与えて共存していきましょうという姿勢であるのに、既存の電話会社はつまらんしがらみに足を取られている場合ではないと思うのですけどねぇ…
そもそもココまで事態が進展してしまえば、Skype がやらずとも、例えば Google や Microsoft 、或いは「Asterisk + SIP」連合等により、ほとんどの通話が無料化するのは目に見えている訳で、次世代のVoIP環境との相互接続を渋っている場合ではないのですよね。
(…あー、それとも、ひょっとしてゴネているのは通信事業者ではない、のかな?)