2009-08-31(月) 19:00(UTC +0900) p Tweet
台風への備え
「台風銀座」などとも呼ばれた鹿児島は枕崎で幼少期を過ごし、実際の台風被害も経験した身として、台風についての備えなどを語ってみます。
先ずはやることリスト。多少前後しますが、上から順番にやっとくべき内容としております。
- テレビやラジオ、ネットなどの情報をしっかり活用しましょう
- 戸締まりをしっかり、クレセント錠だけでなく補助錠も確実に
- 雨戸や鎧戸があるならそちらもガッチリ閉めましょう
- 庭、ベランダ、屋上に鉢植えや盆栽があるなら、屋内にしまいましょう
- 屋内にしまえない可動物については、ロープで固縛するなど対策しましょう
- 懐中電灯や防災ラジオの電池を新品にしましょう(交換電池も忘れずに)
- 海や川はもちろん、用水路や池などの水場には近づかないように
- 降水については遠く離れた場所の大雨が影響することも忘れずに
- 台風が接近してきたら、なるべく外出しないように
- 避難勧告が出たら、早めに避難しましょう
- 拘束力の強い避難指示には確実に従い、迅速に避難しましょう
- 現金をある程度手元に置きましょう
- 水と食料をある程度手元に置きましょう
- 飛来物で窓が破れても、無理に即時対応せず過ぎ去るのを待ちましょう
いくつかピックアップして解説します。
先ず、台風情報について。
多くの場合はテレビやラジオの放送を見聞きすると思います、が、ニュースの時間帯や最接近中以外ではいつでも確認できるワケではありません。
そこで、ネットにて情報を確認できるよう、次のページをブックマークしておくと良いですね。
気象庁, 日本気象協会, ウェザーニュース
接近するだいぶ前から確認できますし、また、首都圏付近通過後に極端に情報が減るような地域での情報取得にも有用ですね。
次に、風水害対策。
施錠をするのは当然ですが、クレセント錠だけではなく補助錠で「そもそも開閉できない」様にするのにはワケがあります。
最近はそうでもないかもですが、クレセント錠だけの場合、窓枠を何度も繰り返し揺すり続けることで案外あっさりと解錠してしまうのです。
で、台風などの強い(窓ガラスがたわむくらいの)風が、色々な方向から繰り返し吹き付ける状況だと、実際に風だけで解錠してしまう危険性があるのです。
また、風そのものには耐えたとしても、風に飛ばされた物でガラスや壁が破られたりしますので、比較的重くて動かせる物については、事前に屋内に取り込むようにしましょう。
もし屋内に入れられないような物であれば、なるべく低くした状態で紐で固縛するなどして、吹っ飛んだりしないように対策しましょう。
最後、ホントに強烈な台風が来た場合の備え。
停電が起きたり断水となったり、そこからの回復後にも電子機器が壊れてたり水道水が濁ったり、いろいろ問題が起きえます。
水と食料については、例えば停電で冷蔵庫の中がダメになったりもしますので、そのつもりで備えておくと良いですね。
あとは、覚悟と諦めも肝心です。
たまに「田んぼを見に行って流された」「屋根の修理をしようとして飛ばされた」などの事故が起きますが、危険な状況にわざわざ近づく必要はありません。
「予防してダメだったモノはどっちにしろダメだったんだ」と諦め、自身の身の安全を確保する覚悟を持ちましょう。
特に、自分の身を守るための迅速な避難は、周りの人まで救える(NHK)コトを知っておくと良いですね。
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