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中央集権サーバ方式の限界?

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2005-08-04(木) 21:27(UTC +0900) p

clip IT!
from Japan.internet.com (Webテクノロジー)
VoIP サービスの Vonage、サイトとサービスが一時機能停止


たまにSkype系のサイトやblogでも取り上げられることもありますが、VoIPサービス会社に「Vonage」というところがあります。ココは、SkypeのようなP2Pによる分散システムではないようなのですが、企業向けサービスによるユーザ増を狙っているさなか、一時的にサービスが利用できなくなってしまったということです。

Skypeだって絶対にサービス停止が起こらないというモノではありませんが、その仕組み上、Skypeネットワークに接続することさえ出来ていれば、例えSkype社のサーバが吹っ飛んでしまったときであっても、Skypeユーザ間での通話は継続できるハズだったりします。
対して、Vonageの場合は(詳しくは知りませんが、おそらく)通話は基本的に中央のサーバを介して相手との接続を確立し、相互に接続できた段階でPoint to Pointでの通信に移行することになるハズで、このような仕組みの場合、サーバがダウンしただけで通話先を探すことも出来なくなってしまうわけです。この辺が、いわゆる「中央集権サーバ」なやり方の限界である訳です。

ただ、同じコトはSkypeIn/OutやVoicemail等の有償サービスにも言えることで、こちらはどうしても(課金管理やデータ保存・GWとの接続が発生するために)中央集権な感じのサーバとの接続が必要となりますので、今回のVonageの様な「サービスの一時停止」という障害は発生することになります。また、停まらないまでも、「SkypeOut Gift Day」の時のように、サーバへのアクセス・負荷が過重となって通話音質が低下するなどの不具合は現実として発生しています。
サーバの増強などで対処することは可能ですが、そうなると現在のような低コストではサービス提供が難しくなるため、あまり現実的な施策とは云えませんね、残念ながら。
逆に、より多くの人たちがSkypeに移行していったなら、P2Pであるが故に、より一層の可用性の向上が見込めるのが強みと云える訳です。

ちなみに、件のVonageのサービスが停止した原因が、サーバや回線への過重な負荷であるのかどうかは分かりません()

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