2009-06-15(月) 18:20(UTC +0900) p Tweet
「自転車は車両である」という大原則を忘れずに
アイシェア リサーチ によるアンケート結果から、「自転車に対する認識」の悲惨な現状が見えてきてますのでご紹介。
clip IT!
from アイシェア リサーチ
「意外と「知らない」自転車の交通ルール」
自転車運転の時に以下の行為を行うと、道路交通法により罰せられる可能性があります。あなたはそのことを知っていましたか?
- 飲酒運転
- 二人乗りなどの定員外乗車
- 無灯火運転
- 横に並んで走行する
- 手やハンドルに荷物を掛けて運転する
- 下駄やハイヒールでの運転
- 合図のとき以外の片手運転や手放し運転
- ベルで歩行者を避けようとする
- 携帯電話の使用
- ヘッドフォンで音楽を聴く
- 喫煙
- 犬の散歩
- 傘を差す
アンケートの文言としては『罰せられる可能性』となりますが、実際には上記は全て捕まります。
つまり、それだけ危険な行為であり、自動車やバイクでの走行時に同じコトをする危険性を考えれば禁止されるのも納得してもらえると思います。
であるのに、なぜ自転車ではやってしまうのか、多くの方の意識が「自転車は歩行者の延長」という誤認に依っているからですね。
ここで、警察庁の出しているページをご案内。
自転車の安全利用の推進(警察庁)
自転車が関連する交通事故は全事故の2割を占めています…
二割、この数字は大きいです。
また、この全てが「被害事故」と見なす方もあるかもしれませんが、実際には自転車による「加害事故」は多くありますし、その中には毎年数十人規模で「自転車で人を殺した」殺人者や「自転車で殺された」被害者が実在しているコトも、忘れてはなりません。
このような状況下で「自転車通勤/通学」を認めている企業団体や学校に対して、もっともっと安全運転教育を進めて欲しいと思います。
例えば、私が幼少期を過ごした田舎の方では、小学校や中学校で定期的に安全教育が実施されていましたし、自転車の乗り方教室も開催されていました。自転車通勤は許可されてはいなかったのですが、子供にとっての唯一の交通システムである自転車を重視していたワケですね。
(鉄道やバス等は子供だけで利用するモノではなかった)
対して、自転車通勤/通学を認めている割に、自転車利用者に対する明確な安全指導や教育などほとんどなされていませんし、門前の立哨者にしても上記の様な危険運転を見過ごしているのが実情です。
道交法を改正するなら、このような努力義務が併せて必要なのではないでしょうかね?
さもなくば、「車両」という本質に立ち戻り、自転車も運転免許制にするしかないですよ。
関連するかも知れない?
2007-12-10(月) 22:11(UTC +0900) p Tweet
自転車も「車両」であることを認識しましょう
師走だからと云う訳でもないかも知れませんが、悪質化する一方の暴走自転車に対する取り締まりが行われたようです。
例によって、NHKニュースからですので全文引用します。
clip IT!
from NHKニュース
「自転車の悪質違反 一斉取締り」
歩道を暴走するなど自転車の悪質なルール違反による事故が相次いでいることから、警視庁は10日、都内の100か所近くで自転車を対象にした一斉取締りを行いました。
自転車の一斉取締りは、都内の駅周辺や繁華街など96か所で一斉に行われ、このうち西東京市の西武新宿線の田無駅前では20人の警察官が取締りに当たりました。警察官は、踏切の警報器が鳴っているのに渡ろうとする自転車や、歩道を猛スピードで走り抜ける自転車を見つけると、1台1台止めて警告カードを手渡し指導しました。
東京都内では、ことしに入って10月末までに、歩行者が自転車にはねられてけがをした事故は去年の同じ時期より56件多い878件に上っています。10月には、豊島区で歩道を歩いていた89歳の女性が自転車にはねられて死亡したほか、先月も渋谷区で横断歩道を渡っていた75歳の女性がはねられて死亡するなど、去年より4人多い6人が死亡しています。
歩道を歩いていた70代の女性は「狭い歩道で自転車がすごいスピードで脇をすり抜けるときに、いつも怖い思いをしています」と話していました。取締りに当たった田無警察署の長田由明交通課長は「法律上、自転車は車と同じ車両なので、車道の左側を通るのが原則です。自転車でも重大な事故につながることを自覚して、交通ルールを守ってほしい」と話しています。
警視庁は今後も自転車の悪質なルール違反の取締りや指導を徹底することにしています。
てな感じで。
実際、私も未だに夜間無灯火でケータイを操作しながらイアホンで音楽を聴きつつ片手運転とか、自殺願望むき出しな連中をよく目にしますが、自分たちが運転しているのは間違いなく車両であるという認識を改めて持って欲しいですね。
ところで、この様な危険な状況がいつまで経っても改善されないのは、正直、教育がなってないからだと思います。
ココで云う教育というのは、学校の責任ではなく、各家庭で行うべき安全教育という基本的なハナシです。各家庭で行う安全教育とは、つまり、愛する家族が交通犯罪の加害者とも被害者ともならない様にするための、もっとも利己的な判断に基づくものです。
つまり、自分自身が悲しまないために、子供達に正しい交通ルールと交通道徳を叩き込むと云うコトです。
先日の夜、補助輪付きの自転車の運転を子供に教えている親御さんがいましたが、理解できないことに無灯火のままで運転させていました。
違うだろう、と。まずは前灯を点けさせるべきだろう、と。
もっと言うと、補助輪なしで自由に運転することも出来ないなら、まず夜間に自転車に乗るコト自体を止めさせるべきだろう、と。
一トンを超す鉄塊と同じレイヤーに子供を放つことの恐ろしさについて、どうしてこうも不感症でいられるのかが不思議でなりません。
自転車の乗り方を教える親御さんの方は、おそらくは自動車運転免許を持っているのかも知れませんが、それでも自転車運転時の基本を理解できてないとするなら、自転車運転免許を制度化する必要があるのだと、改めて思いました。
自転車の乗り方という技術的な面より先に、まずは交通安全そのものを叩き込む必要があると云うコトです。
…ウチの実家の方は田舎だったからか、或いはもう大昔のことだからか、とにかく、子供の頃は自宅でも学校でも交通安全については煩く言われたものですが、最近はそうでもないんですかねぇ?
権利を主張して化け物化する暇があるなら、先に自分の子供に対してしっかり教育を施すべきと思うのですけどねぇ…
関連するかも知れない?
2007-05-18(金) 12:57(UTC +0900) p Tweet
自転車だって軽"車両"であることを忘れないで
自転車に関する意識の低い日本ではあまり認識されていないようですが、自転車は「軽”車両”」であり、事故を起こした場合当然死亡事故にも発展する危険性があります。
clip IT!
from CARMODE NEWS-BLOG
「自転車同士の衝突で死亡事故」
双方とも無灯火で、男性が車道を横断中、女性の自転車と衝突したと見られ…
大前提として、夜間走行時のライトの点灯というものは「周囲に対して自らの存在を知らせるものであり、前方を照らすためだけにあるのではない」ということをよく理解しましょう。つまり、自らの身を守るためにライトを点けると云うコトです。
最近よく目にする携帯電話で話しながら/操作しながら運転するという凶行は、自動車などと同様に厳しく取り締まるべき「危険行為」であることを認識し、飲酒運転も自動車の場合と同様に「殺人未遂」であることを認識しなくてはなりません。
私の生まれ育った故郷の方では、「夜間の無灯火運転は止めましょう/降雨時であっても傘差し運転は止めましょう」という指導が学校レベルで徹底されているものでした。が、コチラに出てきてからあまりに酷い交通道徳レベルの低さに恐怖を覚えたものです。夜間無灯火は当たり前、雨が降れば片手運転で傘を差し、その上ハンドルを肘で保持しながら携帯電話をいじるなどという、気違いとしか判断のしようのない異常なまでの危険行為が散見されます。
自らの運転するものが車両であるという認識を徹底して欲しいと思います。
というかですね、この街、自動車を運転している連中の程度の低さもかなり酷いものです。右左折するときに方向指示器を使わないとか、明示的に禁止されている運転中の携帯電話使用とか、こんな状態で自転車の安全運転指導ができるわけなく。
つまり、学校での指導以前に、先ず大人の側に交通道徳というものを教育しなくてはならない訳で…
例えば、免許更新のハードルを上げるとかして、ナントカならんものですかねぇ?
関連するかも知れない?
2007-03-21(水) 00:08(UTC +0900) p Tweet
マイカー購入やマイカー通勤に補助を出すなら、是非とも自転車も対象にしてもらいたい!!
現在徒歩通勤をしている私なんぞ、ボーナスの時期が近づく度に「自転車を新調して自転車通勤に戻したいなー」などと思っている訳ですが、そんな私を後押しするような連載(?)が始まったようですのでご紹介。
…微妙に未来日付な記事なのですが、別に問題ないよな??(笑)
clip IT!
from nikkei BPnet コンシェルジュ – L-Cruise
「通勤に最適なクロスバイクの選び方」
- 「ママチャリ」から卒業しよう
- 健康にいい、四季を楽しめる、日々新しい発見がある ——自転車は“いいことづくし”
- 気軽に楽しく自転車通勤を始めよう
- 自転車通勤を始めるなら——お薦めクロスバイク一挙紹介
で、結局ボーナスは他に使ってしまって自転車購入資金を捻出することなく終わってしまうヘタレな訳ですが、テクテク歩きながら通勤していると、たった一人しか乗っていない自家用車での通勤者が多くてホントに情けなく感じます。距離的な問題や交通の便という問題もありますので自家用車での通勤自体は構わないのですが、独りしか移動させないのに何でトン単位の鉄塊を動かす必要があるのでしょうか? せめて相乗りくらいしてくれよと思います。
で、タイトルに戻る訳ですが、環境破壊をしながら膨大なコストも負担するくらいなら、環境負荷も少なく健康増進にもなる「徒歩通勤」や「自転車通勤」をもっと優遇する必要があると思うのですよ、企業/組織というモノは。
関連するかも知れない?
オススメ(殿堂)
オススメ(amazon)
オススメ(ニコ動)
オススメ(link)
検索
タグクラウド
最近のエントリ
カレンダー
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
分類別
保管庫
- 2020年1月
- 2019年6月
- 2016年8月
- 2014年9月
- 2014年6月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年4月
- 2013年1月
- 2012年10月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2007年2月
- 2007年1月
- 2006年12月
- 2006年11月
- 2006年10月
- 2006年9月
- 2006年8月
- 2006年7月
- 2006年6月
- 2006年5月
- 2006年4月
- 2006年3月
- 2006年2月
- 2006年1月
- 2005年12月
- 2005年11月
- 2005年10月
- 2005年9月
- 2005年8月
- 2005年7月
- 2005年6月
- 2005年5月
- 2005年4月
- 2005年3月
- 2005年2月
- 2004年12月
- 2004年11月
- 2004年10月
- 2004年9月
- 2004年8月
- 2004年7月
- 2004年6月
- 2004年5月
- 2003年10月
- 2003年7月
- 2003年4月
- 2003年3月
- 2003年2月
- 2003年1月
- 2002年12月
- 2002年11月
- 2002年10月
- 2002年9月
- 2002年8月
- 2002年7月
- 2002年6月
- 2002年5月
- 2002年4月
- 2002年3月
- 2002年2月
- 2002年1月
- 2001年12月
- 2001年11月
- 2001年10月
- 2001年9月