2007-12-27(木) 01:15(UTC +0900) p Tweet
「年賀状」と云えば「はがき」を連想するのは当然のこと
「年賀状」ネタについてはコレまでにも度々取り上げてきましたが、興味深いアンケート結果が出ていましたのでご紹介。
clip IT!
from Business Media 誠
「もらってうれしい年賀状は、やはり「ハガキ」」
一般的に「年賀状」というと大抵は「はがき」を連想すると思います。
コレまでに取り上げたタイトルを並べてみても分かりますが、
『「温暖化防止」のために年賀状をやめるという選択肢もあるのではないか?』
『「年賀状」という名の環境負荷』
『「年賀状でカーボンオフセット」ではなく、「年賀状削減でカーボンリデュース」が有効なのでは?』
実際に私もそのような文脈で語っております。
つまり、設問として「年賀状」となっている時点で単純にはがきによる紙の年賀状に誘導されると云うコトです。
もし仮に、設問を「新年の挨拶」などとしていた場合、「直接会う」とか「電話する」などが上位に来るのではないでしょうか?
最近なら、それこそ
Skype 等による無料のビデオ通話という手段もありますしね。
と云うコトで、先ずは年賀状そのモノを廃止することを検討していきましょう。
もし、どうしても踏ん切りが付かないなどであれば、自らに金銭負担を課しつつ無駄な資源消費と物流を削減でき、その上チャリティにもなる「e便 年賀状」等を活用してみましょう。
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2007-11-21(水) 23:02(UTC +0900) p Tweet
「年賀状でカーボンオフセット」ではなく、「年賀状削減でカーボンリデュース」が有効なのでは?
コレまでもネタにしている「「温暖化防止」のために年賀状をやめる」と云う考え方ですが、 YouTube にて著名人からのメッセージが挙がっている模様です。
clip IT!
from [N] ネタフル
「中田英寿、YouTubeで「カーボンオフセット年賀」をPR」
と、この手法をみて、なるほどと思いました。
年始の挨拶は、年賀状ではなく、元日朝イチに撮影した「新年の挨拶」ビデオを YouTube なりのビデオ共有サービスに上げ、その URL をメールで伝えれば良いんだな、と。
おそらくは既に実行している方もかなりの数おられるとは思いますが、こうやって著名人自ら率先垂範してくれると、更に「年賀状削減」に弾みが付きそうですね。
本気で二酸化炭素の排出を減らそうと考えるのでしたら、先ずは「年賀状」そのものを見直すところから始めましょう。
なお、本稿は「節目ごとの挨拶全てが無駄」と云うものではなく、
「本当に必要なモノにだけ注力して虚礼を廃しましょう」
「その結果としての無駄な年賀状は減らしましょう」
「年末年始にかけて帰省するなら、手作りの年賀状をハンドキャリーで手渡ししましょう」
と云う主張が本題です。
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2007-11-01(木) 17:24(UTC +0900) p Tweet
「年賀状」という名の環境負荷
ちょいと前に「「温暖化防止」のために年賀状をやめるという選択肢もあるのではないか?」と云う意見書を掲示している訳ですが、ふと思い立ち、「年賀状 廃止」で Google 検索してみました。
「年賀状の廃絶運動」サイトが上位に来るのはまあ予想できましたが、地方自治体による「年賀状廃止宣言」のページが上位に来るとは思いませんでした。
と云うか、そもそもなんで「自治体がコレまで年賀状を出していたのか?」の方が意味不明なんですが…
さて、そんな状況で2008年分(平成20年用)の年賀葉書/切手の販売が開始となったようです。
その予定発行枚数、なんと約四十億枚!!!
テレビ CM 等にも力を入れて、物凄いコストの掛けッぷりですね。
さてさて、そんな年賀葉書ですが、ちょっと計算をしてみましょう。
一枚あたりの諸元は「幅100mm10mm x 高さ148mm x 厚さ0.2mm, 重さ約3g」として、実際に行使されるモノが発行数の七割と仮定、行使されるモノの八割が元日合わせで輸送されると仮定してみます。
なお、過去の実績統計とか知りませんので、挙げている割合はただの妄想値です(笑)
- 実際に使用される枚数(仮定)
- 40億 * 0.7 * 0.8 = 22.4億枚
- 質量
- 22.4億 * 0.003kg / 1,000 = 672トン
- 容量
- 22.4億 * 0.100m * 0.148m * 0.0002m = 6,630立米
22.4億 * 0.010m * 0.148m * 0.0002m = 633立米
…うわぁ(汗)
これだけの質量/容量を数週間かけて集荷し選別し、元日合わせで日本全国を双方向で送って受けてを繰り返し、更にそれらを保管し、最終的にはたった一日のそれもホンの十時間程度の間で配送を完了しようという訳ですか。
なんと云いますか、コレはもう国策として止めさせるべき環境負荷だったりしませんか?
イチ民間企業が、たった一日の為に浪費する環境コストとしては、最早看過できない情勢なんではないでしょうか?
しかもその大半が虚礼の為に費やされるのだとしたら、それはもう犯罪行為に等しいのかもしれませんね… orz
追記(2007/11/01 17:30)
忘れてましたが、もちろん「親しい相手への年初の挨拶」という本来目的に活用するなら、それはそれでアリだと思います。
ただ、その場合でも、「年賀葉書による年賀状という以外の手段もあり得るのではないか?」という、心がけは忘れてはいけませんね。
追記(2007/11/02 15:14)
容積計算を間違ってましたので訂正 orz
(thanks myuskyサン)
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2007-08-22(水) 12:21(UTC +0900) p Tweet
「温暖化防止」のために年賀状をやめるという選択肢もあるのではないか?
郵政事業の民営化に伴い、郵便局が随分と悪どい広告を打ってきておりますが、最新の事例が新たに追加されることになるようです。
clip IT!
from NHKニュース
「年賀はがきで温暖化防止」
電子メールの普及で利用が減っている「年賀状」の販売を強化するため、日本郵政公社は初めて、寄付金の使いみちを事前に決め、「温室効果ガスの削減」に寄付金を充てる年賀はがきを発行することになりました。
21日発表された新しい年賀はがきは、1枚55円で、寄付金にあたる5円分で二酸化炭素などの温室効果ガスの排出枠を購入し、国に寄付します。販売目標の1億2000万枚が売れた場合、寄付金で購入できる排出枠は、およそ3万の家庭から1年間に排出される量に相当するということです。郵政公社では、来年が京都議定書に基づいて温室効果ガスの排出量を計算する1年目にあたることを、年賀状を通じて幅広く知ってもらう役割も期待しているとしています。年賀状の販売は、電子メールの普及で減り続けており、昨年度はおよそ38億枚と3年前に比べて15%減っています。今回のように、寄付金の使いみちを事前に決めた年賀はがきは初めての試みとなり、これによって民営化後、初めてとなる年賀状の販売を増やすことができるかどうか、注目を集めそうです。
例によって NHK ニュースですので全文引用。
で、言いたいコトはタイトルの通りです。
通常50円の物に5円上乗せして、その5円の集積を排出権購入に充てる、とのコト。ですが、そんなことをせず、年賀状自体をもっと減らすような活動をしたら良いと思います。
単純に、年賀状を製造するために排出される分、それを輸送/販売するときに排出される分、各人が印刷したり焼き付けたりするために排出される分、投函された物を集荷するときに排出される分、たった一日に集中して発送するために費やされる仕分けや保管のために排出される分、最終的に各戸に配達される時に排出される分、など、直接的に大幅に削減できるハズの二酸化炭素はそのままに、排出権の購入でお茶を濁すとか、随分ふざけたやり口だとしか思えませんね。
もちろん、年始の挨拶という文化を抹殺するというつもりはなく、現状のばら撒き型を改め、本当に大切な人にだけ限定して心をこめた年賀状を送るようにすれば良いと云うコトです。近くに住んでいるとか、そこまで親密ではないとか、ただの近況報告とか、そういうことについてなら、むしろメールでやり取りするほうがより良いと云う状況になっているのだと思います。
ちなみに、不義理の塊である私は、もう数年前から年始の挨拶は全部「メールと電話のみ」になっております(笑)
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