ちょいと前に「「温暖化防止」のために年賀状をやめるという選択肢もあるのではないか?」と云う意見書を掲示している訳ですが、ふと思い立ち、「年賀状 廃止」で Google 検索してみました。
「年賀状の廃絶運動」サイトが上位に来るのはまあ予想できましたが、地方自治体による「年賀状廃止宣言」のページが上位に来るとは思いませんでした。
と云うか、そもそもなんで「自治体がコレまで年賀状を出していたのか?」の方が意味不明なんですが…
さて、そんな状況で2008年分(平成20年用)の年賀葉書/切手の販売が開始となったようです。
その予定発行枚数、なんと約四十億枚!!!
テレビ CM 等にも力を入れて、物凄いコストの掛けッぷりですね。
さてさて、そんな年賀葉書ですが、ちょっと計算をしてみましょう。
一枚あたりの諸元は「幅100mm10mm x 高さ148mm x 厚さ0.2mm, 重さ約3g」として、実際に行使されるモノが発行数の七割と仮定、行使されるモノの八割が元日合わせで輸送されると仮定してみます。
なお、過去の実績統計とか知りませんので、挙げている割合はただの妄想値です(笑)
…うわぁ(汗)
これだけの質量/容量を数週間かけて集荷し選別し、元日合わせで日本全国を双方向で送って受けてを繰り返し、更にそれらを保管し、最終的にはたった一日のそれもホンの十時間程度の間で配送を完了しようという訳ですか。
なんと云いますか、コレはもう国策として止めさせるべき環境負荷だったりしませんか?
イチ民間企業が、たった一日の為に浪費する環境コストとしては、最早看過できない情勢なんではないでしょうか?
しかもその大半が虚礼の為に費やされるのだとしたら、それはもう犯罪行為に等しいのかもしれませんね… orz
忘れてましたが、もちろん「親しい相手への年初の挨拶」という本来目的に活用するなら、それはそれでアリだと思います。
ただ、その場合でも、「年賀葉書による年賀状という以外の手段もあり得るのではないか?」という、心がけは忘れてはいけませんね。
容積計算を間違ってましたので訂正 orz
(thanks myuskyサン)