Windows 7 で Skype v3.x を使用する方法

全くの新規に、これから Skype を始められるなら、とりあえず最新版を入れる手もあるでしょう。
しかし、ここ数年、着実に劣化し続ける Skype の使い勝手に嫌気がさしてしまった古くからのユーザーにとって、最新の v5.x は、もうホントにどうしようもない粗悪品に見えているコトと思います。

私も同様で最近まで v3.8 を Windows XP で利用していたのですが、システムを Win7 にしてからはその v3.8 が互換性等の問題で利用できず、やむを得ず v5.5 で我慢しておりました。
しかし、その我慢ももう限界、ちょっと頑張って Win7 で v3.6 まで遡って心の平安を取り戻しましたので、ちょっとご紹介。

実際の手順は、面倒なだけで簡単です。
実は、いちいちアンインストールすることなく Skype はそのまま旧版を上書きインストールできるので、コレを目指す版まで繰り返していくワケです。
例えば、今回私が辿ったのは次の通り。

1. Skype for Windows version 5.5.0.117 (導入済みだった版)
   が導入されたままの状態で
2. v5.3.0.120 のセットアッププログラムを実行し、上書きインストール
3. v5.2.0.113 のセットアッププログラムを実行し、上書きインストール
4. v5.1.0.112 のセットアッププログラムを実行し、上書きインストール
5. v5.0.0.156 のセットアッププログラムを実行し、上書きインストール
6. ここで一度 Skype を起動し、アドレス帳やログなどがついてきているのを確認
7. v4.2.0.187 のセットアッププログラムを実行し、上書きインストール
   ここからは上書きする度に Skype を起動、データベースの書き換えを見守りながらロールバック
8. v4.1.0.179 のセットアッププログラムを実行し、上書きインストール
9. 一旦 Skype を起動し、アドレス帳やログを確認
10. v4.0.0.227 のセットアッププログラムを実行し、上書きインストール
11. Skype 起動、アドレス帳やログを確認
12. v3.8.0.188 のセットアッププログラムを実行し、上書きインストール
13. Skype 起動試行、 Win XP ならここでアドレス帳やログを確認したら完了
    Win7 の場合、ここで Skype が起動後すぐにクラッシュするのでもう一つ戻る
14. v3.6.0.248 のセットアッププログラムを実行し、上書きインストール
15. Skype の初回起動時にデータベースの書き換えで時間がかかるけど、グッとこらえて待つ
    データベースを活かしたままアドレス帳やログを持って起動し、クラッシュしないことを確認して完了

てな感じです。
ぶっちゃけ、古い版には塞がれてない穴もあるのですが、 UI は使い勝手が良く、サイズ/専有面積も最小限で邪魔にならず、音声通話/ビデオ通話/チャット/グループチャット/パブリックチャットなどの機能を万全に備え、手製の言語ファイルも充てられる v3.x 系は、最高のスカイプですね。
ここ数日でアップデートされた新版の Skype が全てバグ付きだったり、絶対に守るべきだった『広告なし』の看板を下ろしたり、品質的にも戦略的にも杜撰すぎるので、ここで改めて、基本に立ち返って v3.9 から作り直して欲しいですね。

最後に、もし同様にロールバックされたい方がありましたら、お気軽にお声がけください。
手元にあるセットアップファイルをゴニョゴニョ…