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SSID “0033” に期待!

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2009-06-04(木) 19:58(UTC +0900) p

今日に発表され、即日利用開始となった「HOTSPOT connect」。
コレは HOTSPOT の名の通り、 NTT Communications が提供する公衆無線 LAN の新しいサービスなのですが、長年望まれていたその利用形態がすばらしいのでご紹介します。


clip IT!
from 無線LANサービス ホットスポット
HOTSPOT connect
※事前に機器にホットスポットのESS-ID(0033)、セキュリティーキーを設定の必要があります。

clip IT!
from ニュースリリース NTT Com 企業情報
無線LANサービス「ホットスポット」サービスエリアにて対応したインターネットサービスを誰でも無料で楽しめる「HOTSPOT connect」の提供開始
無線LANサービス「ホットスポット」サービスエリアにて 対応したインターネットサービスを誰でも無料で楽しめる 「HOTSPOT connect」の提供開始について
~第一弾「HOTSPOT connect × Eye-Fi」で動画や写真を簡単・便利に自動アップロード~

from 無線LANサービス ホットスポット|ホットスポット活用法|Eye-Fi編
SDカード型無線LANカード「Eye-Fi(アイファイ)カード」が、「HOTSPOT connect」に対応しました。
from 無線LANサービス ホットスポット|最新情報|バックナンバー
「HOTSPOT connect」の提供開始について

via MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)
NTTコミュニケーションズ、Eye-Fi向け特定サイト接続無料サービス「HOTSPOT connect」の提供を開始


多くの公衆無線 LAN サービスは、開放前提な FREESPOT や MAC address 認証可能な livedoor Wireless などの例外を除けば、そのほとんどは利用前のログイン認証が必要となっています。
しかし、実際に利用する側としては、この事前認証という「ホンの一手間」がとんでもなく面倒であり、つまりは利用頻度の低下とサービス利用価値の毀損、ひいては公衆無線 LAN サービス全体の低迷にも繋がっていると認識します。
コレは FON も同様で、せっかくあちこちに AP が増えてはいるのに、なかなか「使ったよ」という声が聞こえてこないのも、イチイチ手間をかけてまで利用したくはないッてコトと思います。
なにしろ、多少遅かったり使い辛かったりしても「すぐに使える、すぐに繋がる」ケータイを持ってますし、腰を落ち着けて、「さあ、やるか」というテンションでもない限り、事前認証なんかやりませんよね。

そこで HOTSPOT 陣営が執った手段は、「一部のサイト/サービスについては認証不要で接続できる」限定的開放によるプロモーション活動、と云うコトの様です。
更に、そこで最初に手を組んだのはパソコンともケータイとも異なる、
「デジカメをネットにつなぐ」 Eye-Fi というメディア
であるのも、美事ですね。
つまり、

  1. Eye-Fi が繋がる場所が増えるらしい
  2. 繋がる場所は店舗や駅などの「使える」場所らしい
  3. 使えるなら事前にスポットを探してから外出しよう
  4. 意外とあちこちにスポットがあるじゃない
  5. 結構どこのスポットでも健全に接続できるな
  6. これは良い、ノートでも使える様に本格的に契約しよう
  7. Eye-Fi 友達にもこのコトを教えておこう

と云うモデルを考えているのではないか、と()

さて、肝心の利用方法ですが、現状では SSID と WEP Key を手動にてカードに登録する必要がある様です。
しかし、今月下旬にはカードのファームウェアが更新となり、上記のようなカードへの登録作業すらもスキップして、 HOTSPOT がある場所ならどこからでも Eye-Fi が写真やビデオをサクサクと送り出してくれる、という環境になるようです。
コレは期待せざるを得ませんね。

最後に、この HOTSPOT connect で利用できるのは限定範囲であることを記しておきます。
「対応サイト」自体の募集もしているようですが、現状ではそれこそ eye.fi ドメインだけを開放しているのかもしれません。しかし、ここが双方の巧いところでもあります。

おそらくは HOTSPOT connect は接続許可するドメインを限定しているのだろうと思われ、 Eye-Fi の場合は自社サーバーとの接続だけを開けてもらえば、実際にファイルを届けるのはローカルな PC とか他者の提供する web サービスであり、ストレージや帯域はほとんど心配ありません。
現状は Eye-Fi はタダで開放してもらってるようですたぶん、無料開放する分の費用負担も発生していると思いますが、一口分の開放でその先にある「全ての写真/ビデオの共有サイトの価値」を一部もらいうけられるワケです。
更に、利用機会が増えれば、公開用/非公開用として複数のカードを使い分ける運用が必要になると期待できますので、その分のカードの売上増も狙えるかも、と。
限定公開でみんなが得をする、そんなモデルが嬉しいですね。

追記(2009/06/04 23:31)

詳解記事が出始めてますので、ちょっと直しました。

関連するかも知れない?


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