かなり変態的なメール運用術

先週になりますが、私なりのメール運用術について解説して欲しいとの要望がありましたので、かなり手抜きですがここらでまとめておきます。

用意するモノは「1. 提供容量の大きい web メールサービス(ココでは Gmail とします)」「2. メールサービス付きの ISP アカウント」「3. メール機能付きのケータイ」の三つ。
…と、この時点でもう全てを分かってしまったというヒトは、その通りですので先は読まずとも良いでしょう(笑)

具体的な内容は次の通りとなります。

1. 対外的に晒すのは Gmail のアドレス
2. メールの発信は ISP のアカウントから from 詐称で「1.」のアドレスから行ったコトにする
   (メールの発信に ISP のアカウントを咬ますのは、諸々のメール発信規制を回避する為)
3. メールの発信時には可能な限り「1.」のアドレスを bcc 指定して写しを残す
4. ケータイからのメール発信時にも from 詐称と bcc を活用
   (他キャリア知りませんが、少なくとも WILLCOM の端末ならば、 from 詐称や ISP アカウントからの発信が可能)
5. ケータイメール発信で常時 bcc 指定が出来ない場合、発信済みメールを使い回しで
6. メールの受信については全て「1.」のアドレスにて行い spam 避けを活用する
7. 更に、「1.」のメール転送/条件転送機能を活用し、ケータイのアドレス宛に push する
8. 転送する時は ISP メールアカウントにも転送し、それをローカルで受信する様にすればバックアップにもなる
9. メールの転送設定については、ピンポン状態にならない様に条件付けに注意する

と、こう云うやり方にしておくと、ケータイのメールアドレスについてはいつでも好き勝手に変更できますし、他キャリアへの同番移行時にもメールアドレスの変更連絡が不要となります。
また、過去メールの検索等が必要になったら、集約的に管理している「1.」の web メールの検索機能で簡単に検索できる様にもなります。
それから、ケータイや ISP のアカウントについては、メールアドレスは基本的に公開を前提としませんので、どんなに珍妙で複雑で類推し辛いアドレスでも、それこそ単なる乱数的な文字列でも、なんでも良いってコトにもなります。コレは、ランダムアドレスに対する spam 避けにも有効ですね。

ちなみに、私の場合は更に Gmail などの無料の web メールをサービス登録拒否するモノが僅かなりとも存在することを考慮して、もう一つ、有償の所謂「4. メール転送サービス」を契約しております。
個人名刺などにするのはこちらの転送サービスのメールアドレスにしていまして、この場合はもう一段余計な手間が掛かります。
とはいえ、手間が掛かるのは from 詐称するアドレスと bcc 付加するアドレスが異なるとか、受信メールの転送設定が「Gmail」「ISP」「ケータイ」という具合になるとか、そんな程度です。

具体的なサービスは「-TRANS-MAIL:多機能メール転送サービス-」という処を使っております。
今となっては料金が年額で 2,520円 とどう考えても高い様に思いますし、他にももっと安い、或いは無料のサービスがあるかも知れません。しかし、いくつかのドメインからアドレスを選択できることや、かなりの老舗であること、そのために日本のケータイメールへの転送の仕組みが十全に整備されていること、何より晒しているメールアドレスはそう簡単に変更できなって理由によりそのまま継続利用しております(笑)

…もし同様のサービスをやってて、もっと安くて多機能で安定性も良いってサービスがあれば、是非お知らせ下さい。そろそろ契約更改期なんで、切り替えるならそのタイミングで(笑)