2008-01-01(火) 20:26(UTC +0900) p Tweet
業界でもトップを行くと思われる綜合警備保障のロボット警備システムですが、いつの間にか顔識別機能が組み込まれているようですね。
clip IT!
from イザ! ビジネス‐メーカーニュース
「【2008年 生活にとけ込むロボット】警備ロボ」
仕組みとしては、メインカメラからの映像を内蔵コンピュータ内の顔認証/個人同定システムに送り、スタンドアロンで100人までを特定して通報できる、というモノのようです。
で、「通報」という表現もあるように、どうも指名手配者の発見目的を前提としているようですけど、その場合、100人では足りてないような?
今後は、挙動パターン認識と合わせて、不審者自体を抜き出してその人相を本部に転送し、内蔵データベース以外にもそちらのデータベースでもアタリを付ける、とか、やるのかな?
さて、この記事に気になったのは二点ほど。
一点は、顔認識のデータをリモートで更新できるなら、例えば「迷子捜し」にも活用できるのではないか、と云うコト。
もう一点は、頭上からの威圧的な監視カメラより、ヒト目線、或いはコドモ目線からの「体躯を持った移動ロボットの目(カメラ)」の方が人々に受け容れられるのではないか、と云うコト。です。
この様な巡回ロボットが投入される施設となると、当然子供連れも多くなり、当然迷子の発生率も上がると予測されます。
当然、施設内、もしくは施設近傍には待機/整備用のハンガーとかそれに類する「本部」が存在すると思われます。なにしろ巡回「ロボット」ですからね。
それらを案内カウンターと連動させ、駆け込んできた親から顔写真を一次受け取り、巡回ロボットに巡回ついでに探させるとか、アリかも知れません。
また、これら「案内」機能も持つロボットの場合は「本部」との映像伝送も実現していると思いますので、発見してから近傍の担当者が駆けつけるまでの間を「子供と親を対面させて落ち着かせる」とか、そんなこともできるかも知れません。
施設毎の配備機数の兼ね合いもあるでしょうけど、チョット面白そう。
更に、監視カメラよりもキャラ立ちし、且つ、「顔」を持つことで「自分が見られている」と相互認識できるというのは、一方的な監視よりも精神的に楽かもしれません。
例えば、監視カメラは「これ見よがし」に配置することの抑止効果も期待されるのでしょうけど、商業施設などではそのような威圧的な方法は取り辛く、かといって隠しカメラ的なモノでは抑止効果があまり期待できない、と。
そんな状況でもこの様な背の低い「巡回ロボット」であれば、人間の警備員の巡回よりも威圧感を少なく、且つ、犯罪者予備軍に対する抑止/牽制効果もそれなりに期待できそうです。当然、そのような巡回ロボットだけで監視している訳ではないですから、周りの目立たない監視カメラを想起させるという効果も期待できるかも知れません。
あと、視点が低いことにより、頭上の監視カメラを避けるために俯き加減な対象を確認しやすいという効能もありそうですね。
…まあ、本気で悪さをしようとするような相手には無力なんでしょうけど…
てな感じで、「ロボットと何の気もナシに共存できる」という日本ならではの展開を考察してみました。
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