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ロボットの内的世界を実世界に逆投影すること

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2005-06-04(土) 19:14(UTC +0900) p

clip IT!
from Tech-On! 機械・メカトロニクス
産総研,雑音の中でも人間の声を判別する機能を人間型ロボット「HRP-2」に
from ITmedia ライフスタイル
「テレビつけて!」~HRP-2、呼びかけに答える機能アップ


取り上げるのが遅れましたが、久々にプロメテネタです。
プレス・リリース 人間型ロボットの実環境での音声認識を実現

産総研の出渕ロボ「プロメテ」こと「HRP-2」ですが、いつもながらコイツには感心させられます。(「この子」ではなく「コイツ」という辺りにも思いが見て取れますな())
どの様な視点から見るか、と云うコトにも大きく左右されはしますが、私の中では、このHRP-2が一番進んだヒューマノイド型ロボットであると思えます。数多の実験・試験に登用されるだけでなく、一個の完成品ではない拡張の余地を残したプラットフォームとして、次から次に機能を追加され、進化し続ける驚異の機体として、なんとも燃えるモノがあります。

今回のネタは知覚の拡張と云うコトで、マイクロホンアレイにより音源の位置を観測できるようにし、カメラとの合わせ技で音声認識をより高精度にしようと云うコトらしく。人間の場合、何かを傾聴するときはその相手を目視するとより深く入りますが、それをロボットにもやらせようという感じでしょうか。

んで、本来ロボット、と云うか、搭載されている電脳というモノは、飽くまでも情報の積み重ねでしか物事を判断できないわけですが、その情報を取り込む感覚器を「人型サイズ」の「人型躯体」で「ヒトと同じような位置関係」に搭載できるHRP-2の電脳は、色々な面でヒトに近しい体験ができるというわけですね。
私には、コレがまるで電脳世界を現実世界に逆投影しているように感じるのです。それも、ヒトに近い脳内モデルを利用して、です。
よくロボット研究は「その元となったオリジナルの研究に寄与する」と云われますが、HRP-2が感覚出来る世界ってのは、大分人間のソレに近づきつつあるのではないでしょうかね?
そういう意味からも、一番進んでいると思うわけです。

人と協調作業できる、四つんばいで狭隘地にも侵入できる、片手をついて体を支えながらの作業もできる、受け身も取れる、そこから自力で起きあがることもできる、踊りも舞える、人の呼びかけも理解できる。
次はどんな機能を獲得してくるのか、楽しみですね。


参考リンク
独立行政法人 産業技術総合研究所 知能システム研究部門
ヒューマノイド研究グループ

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