2007-11-07(水) 01:50(UTC +0900) p Tweet
業務用などでは広汎に普及し始めるも、一部では恨み節も聞こえてくる生体認証のヒトツ「指紋認証」ユニットですが、コレを通すのにはちょっとしたコツがあります。
私も以前はよく失敗していたのですが、その仕組みをよく考えた上で正しく読み取らせる方法が理解できれば、大抵は一発で通るようになります。
と云うコトで、その方法などを以下に。
(ちなみに、一番確実なのは、各機材についてる取説/マニュアルとかチュートリアルとかヘルプとかをよく読んでその通りに操作すること、だったりしますが(爆))
まず、基本。
面読み取り式とライン読み取り(スライド読み取り)式のいずれであっても、ある程度の湿気があった方が良いです。
まあ、さすがに、ずぶ濡れは論外ですが、これからの冬場に向けて、特に屋外で操作する場合、カサカサに乾いた状態よりは指に「はぁーっ」と息を吹きかけた程度に潤いがある方が成功率は上がります。
もう一つの肝。
当たり前ではありますが、指紋を読み取らせる範囲はできるだけ広くした方が良いです。
なので、「指紋」認証という名前ではありますが、指紋読み取り部を指先で押す感じではなく、むしろ指の第一関節の腹側から指先までをベタッと押し付ける感じで読み取らせます。
特にライン読み取り式の場合、読み取らせる始点としては第一関節直下より更に第二関節寄りの指の腹部から読み取り部に擦りつける感じでスライドさせると良いです。また、滑らせる速度もなるべく一定になるように注意したいですね。
以上二点に気をつけ、実際には次の手順でいきましょう。
- 認証前に指先をうっすらと湿らせる(「はぁーっ」と呼気で潤いを与える)
- 指先の力は抜き、第一関節に意識を向けて読み取り部に指の腹を押し当てる
- ライン読み取り式の場合はそのまま第一関節から擦りつける感じで指先までを一定速度で滑らせる
- 読み取り成功! 認証通過!
ちなみに、広く採用されているのは静電容量方式と電界強度測定方式であり、またその他の方式であっても指紋を画像そのものとして読み取っているのではなく特徴点抽出などを組み合わせていますので、指先だけでは検出範囲が狭くなるので精度が下がり、強く押し付けると指紋が潰れたり変形するのでこれまた精度が下がる、と云う事情があります。詳しくは、日経BPの ITpro にて特集記事が出ていますので、ご参考まで。
『指紋認証の実際:ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070227/263426/ 』
…どうしてもウマくいかないなら、コピーしたグミ指を使うという手も(笑)
関連するかも知れない?
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