2007-01-17(水) 12:46(UTC +0900) p Tweet
昨年末の地震に伴いに発生し、瞬く間に世界中に影響が及んでしまった海底ケーブル断線による局地的通信障害ですが、その影響はまだまだ残っているようです。
clip IT!
from ITmedia News:[WSJ]
「 台湾地震が浮き彫りにしたもろさ」
(via DOWJONES Newswires)
こちらによりますと、完全復旧は遅ければ来月までかかってしまうということのようで、なかなか大変ですね。
海底ケーブルといいますと、初回の敷設時には手間もコストもかかるとはいえ粛々と進めることができますが、今回の様な大規模な物理断線を伴う障害の復旧となると、「切断されたケーブルの修復には、ケーブルを引っかけかぎで海面に引き上げて、切れた部分に新しいケーブルを継がなくてはならない
」などという、想像を絶する作業が必要となるらしく。
うーん、このような場合には海底に潜ったままで繋ぎなおすのかと思ってましたが、違うんですなぁ…
あー、ひょっとして、日本の潜水艇技術・ロボット技術や光ファイバー敷設技術の応用で、海底に敷設されたままのモノを迅速に繋ぎ直すような仕組みを用意できたりしませんかね? この手の海底探査ロボットが「ロボット大賞」を取るような国ですし。
復旧作業とは別にして、もう一つ気になる記述がありますね。何でも「太平洋回りのケーブルはほとんど使われていない」らしいってハナシ。その理由はどうやらコスト的なものらしく、想定キャパシティに対して一割以下の使用実績ということの様子。
復旧工事と併せて新規敷設も計画されているようですが、そのことにより通信キャパシティが供給過剰になるのではとの懸念をしているアナリストが居るらしいのですが、はっきりいって問題ないですね。
何しろ、あればあっただけ使うのがヒトのサガですし、今後はますます地域性を無視した通信が広まり、かつ、その通信が必要とするキャパシティもどんどん増えていくハズですからね。個人レベルでもSkypeをはじめとしたVoIP通信は順次VVoIP通信の比率が増えていくでしょうし、ビデオ会議通話がサポートされれば更に伸びていきますし、企業レベルとなればフルHD映像とCDクラスの音声で多拠点間ビデオ会議を導入するところも増えていくことでしょうし、むしろ、すぐにでもキャパシティを喰い潰すのではないかと心配するくらいです。
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