不況風に乗って勢いを増すスカイプ

昨晩は1,500万同時オンラインを突破した Skype (スカイプ) ですが、その好調の要因には不況の影響もある、と云う記事。

clip IT!
from CNET Japan
「景気の減速はむしろ追い風–Skype、不況下での成長ぶりをアピール」

2007年からおよそ50％成長し…7四半期連続で黒字を計上

以前からコスト削減策としての VoIP/VVoIP 活用は云われていましたが、今次の世界不況はその流れを更に加速しているようですね。
つまり、 VoIP/VVoIP が業務利用のみならず一般家庭まで進出し続け、その時「無料ですぐに始められ、使い方も簡単で、必要があれば PSTN との接続も可能」という Skype が選択されている、と。

未だに「無料のサービスなんて、怪しい」と見做すヒトもあるかも知れませんが、実際にはきちんと有料のサービスを提供しており、その有料サービスを支える基幹としての Skype 網の維持のためにクライアントソフトを無料で配布している、と云うのが正しい認識です。
そして、無料提供している分のサービスを無料で提供し続けられる肝が、「サーバーや回線を増強し続ける必要がある」と云う多くの ICT サービスにかかる枷をあっさり回避している P2P と云う仕組みですね。
数年前にゾロゾロと出てきていた「無料電話サービス」の競合他社は、今はどうなってるんだろうねぇ…

ところで、昨晩早くに確認できたのは、実はワケがあります。
「にゃにゃん．と」さんところの直近七日チャートでも分かりますように、オンライン数の日次ピークは日本時間の0200～0400時にかけての時間帯です。
つまり、昨晩エントリを上げた時点ではまだ上昇途中であり、結果的にはかなりの時間1,500万を超え続けるほどの伸びを見せた日であったため、浅い時間に確認できていた、と。

それどころか、最終的なピークは1,546万超という勢いで急進しており、ひょっとしたらすぐにでも1,600万オンラインを突破しそう、と云う気配もありますね。
Skype の設計上は数億～数十億単位でのオンライン数でも問題なく運用されるハズなんで、早くそんな値を見てみたいモノです(笑)