パッケージソフトの取説

前々から欲しかったんですが、とうとう購入してしまいました、「自在眼」。しかもつい先頃出た最新版の「自在眼6」を。

購入の動機は、「何しろ最近はやたらと新しい形式のMS-Officeファイルが流通しやがってますんで、これらを読むのも一苦労なんですよね。」ってのに対応するためで。
ちなみに、私は自前のPCを会社に持ち込んで仕事をしておりますが、グループウェアと業務用ツール以外は全て自前でアプリケーションを揃えてます。で、MS-Officeについては「95」で止まっているのでデータのやりとりが大変なんですね(笑)
とはいえ、どんどん使い辛く、重く、バギーで、セキュリティホールだらけになっていくMS-Officeの最新版を何万もの金を掛けてまで導入し続けていくというのは、明らかに間違ってますので、そんなところに金を掛けるくらいなら「万能ファイルビューア(自在眼)」を買っちまえッて訳ですな。

前置きが長くなりましたが、本日のネタは「取説」です。
自在眼6はつい最近発売になった新製品なんですが、コレの取説ってのがなかなかに凄いんです。なにしろ

• 初っぱなから「…ユーティリティ『自在眼5』をお求め頂き…」なんて誤字がある
  (私が買ったのは間違いなく6です)
• インストール説明の画面に使用されているスクリーンショットの画面はどう見ても、(まだほとんど普及していない)WinXP(の新しいシェル「Luna」)である
  (コレって、自分のPCの画面と説明にある図版とが少しでも違えば大騒ぎする類のヒトには、ものすごく不安感を煽ってしまうんだけど?…)
• その後もずっとWinXP基準なのかと思えば、コロコロと旧来(Win95互換)画面のスクリーンショットが混ざっている
  (こうなるともう、混乱しまくるヒトってのが居ると思うんだが?…)

という感じで、いわゆる「パッケージソフト」とは思えない出来でして。
それ以外にも

• CDオートランで出てくる画面が『ヘルプ』で、インストールはそのヘルプ画面から始める
• CDにおまけとして(だろうと思うんですが…)収録されている「自在眼」のCF(mpgファイル)では、どう見ても『カジュアルコピー』を推奨するようにしか見えないカットがある

と、なかなかに愉快な仕組みで満載だったりします。
取説としての内容そのものについては非常にきちんと整備されており、わかりやすいかどうかは別としても各種情報が網羅的に示されているので、わたし的にはまあ納得出来るモノなんです。
が、せっかく良く出来ていても「見た目」という部分で統一感がないと何とも間抜けに見えてしまう訳です。ダウンロード購入の製品とかであれば「取説はPDFで提供」するとかになりますのでいつでも差し替えが効きますが、パッケージ製品の場合、一度出荷してしまった(物理的に紙に定着させている)取説はもうどうしようもなくなる訳で、やはりもっと注意が必要だとも思うんです。…最近はそこまで拘っているヒトは少ないのかな?
まあ、自在眼を購入するような層に対しては「こんな感じの取説でも大丈夫だ」って言う鋭い読みがあるのかもしれませんが(笑)

とはいえ、今回自在眼を導入したおかげで今まで見られなかったMS-PowerPointのプレゼンテーションとかを見ることができ、使い方についても特に悩まずに済むので、製品としては良く出来ていますね。今まで購入を先送りしていたのが何とも無駄な足掻きだったようで(爆)