2006-09-20(水) 21:50(UTC +0900) p Tweet
先日の連休明けからなにやら大変なことになっているらしい「NTT東日本の『ひかり電話』」ですが、二日目に入った今日になってもまだ完全復旧には至っていないようですね。何らかのシステムトラブルも併発したのか、チョット大事になりそうな感じです。
clip IT!
from ITpro IP電話
「NTT東のひかり電話でトラブル,通話集中でつながりにくく」
影響は同社が管轄する全域の1都1道15県に及ぶ
「NTT東のひかり電話がまたつながりにくく,システム再起動のため」
全面的な復旧がいつごろになるかは見通しが立っていない
from Impress INTERNET Watch
「NTT東日本、「ひかり電話」で通話集中による通信障害が続く」
今回の通信障害の影響を受けたユーザー数は約80万件
コレって、いわゆる「交換機」の時代とは異なることなのでしょうけど、それでも膨大な回線を中央集権的に一極集中させているために起こった大規模障害なのだろうと思います。
もちろん、交換機の場合だってそれなりに障害が起こってはいるのかも知れませんが、機器の入れ替え時には、新型の不具合が出きって安定稼働するまでの間は旧い方の実績のある機器をバックアップとして残しておけるというか、いざとなったら安定して稼働していた構成に全戻し出来るというか、そういう感じだったのではないか、と。
対して、「ひかり電話」については今まさに実績を積み上げている最中であり、ユーザの増加とそれに伴う同時発呼数のピークのために今回の障害が発生しているとするなら、以前の状態に戻したところで、そもそも処理能力が足りていないと云うコトになりそうですのでどうしようもなさそうです。
んで、「ひかり電話」というのは光ファイバーを足回りに使ったプロバイダー非依存のIP電話サービスですので、別段NTT系のプロバイダーを利用していなくとも今回の障害に巻き込まれることになります。実際、影響を受けたユーザ数「80万件」というのも、「NTT東日本のひかり電話の利用契約総数」と合致しているようですし。
(先ほど電話して訊いてみました。)
つまり、NTT東日本の用意したインフラに乗っかった利用者の全数が何らかの影響を受けているらしいのです。
この辺、最初から諸々分散しているSkypeのようなP2Pシステムとは対照的ですね。
ところで、今後はNTT東西の一般回線についても、バックエンドは全てフルIP化するという話も聞きますが、その時に同様の問題が起こったら大変ですね。今回の原因については、おそらくはソフトウェア的なバグと言うよりは、処理能力の限界により将棋倒し的に諸々波及してしまって大事になりつつあると云うコトなのでしょうが、一般回線まで全てフルIP化するとなると、能力的な問題もソフトウェア品質による問題もより一層先鋭化しそうですしね。
…んー、まさかNGNを進めるための工作ってコトは、ナイよな?
(いくらなんでも妄想過ぎ(笑))
関連するかも知れない?
オススメ(殿堂)
オススメ(amazon)
オススメ(ニコ動)
オススメ(link)
検索
タグクラウド
最近のエントリ
カレンダー
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
分類別
保管庫
- 2020年1月
- 2019年6月
- 2016年8月
- 2014年9月
- 2014年6月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年4月
- 2013年1月
- 2012年10月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2007年2月
- 2007年1月
- 2006年12月
- 2006年11月
- 2006年10月
- 2006年9月
- 2006年8月
- 2006年7月
- 2006年6月
- 2006年5月
- 2006年4月
- 2006年3月
- 2006年2月
- 2006年1月
- 2005年12月
- 2005年11月
- 2005年10月
- 2005年9月
- 2005年8月
- 2005年7月
- 2005年6月
- 2005年5月
- 2005年4月
- 2005年3月
- 2005年2月
- 2004年12月
- 2004年11月
- 2004年10月
- 2004年9月
- 2004年8月
- 2004年7月
- 2004年6月
- 2004年5月
- 2003年10月
- 2003年7月
- 2003年4月
- 2003年3月
- 2003年2月
- 2003年1月
- 2002年12月
- 2002年11月
- 2002年10月
- 2002年9月
- 2002年8月
- 2002年7月
- 2002年6月
- 2002年5月
- 2002年4月
- 2002年3月
- 2002年2月
- 2002年1月
- 2001年12月
- 2001年11月
- 2001年10月
- 2001年9月