プレスリリースのタイトルが長すぎる。
以前から blog でプレスリリースネタを取り上げる関係上思っていたのですが、この頃は特に長すぎが気にかかります。
そう、 Twitter でネタにする機会が増えてきた、と云うコトです。
Twitter については、その文字数制限があらゆる意味で重要となっています。
「気軽に書ける」「要約力が問われる」「共感を得られやすい」、そして「引用し易い」、
これらは全て文字数制限による効果です。
更に、外部サービスとの連携によって多方面の情報が集約して流入するコトとなり、結果 RT (Re Tweet) 等によって情報の拡散がコレまでにない加速度を持つようになっています。
つまり、これまで以上に「短く的確なタイトル」が重要になってきているワケです。
さて、私が feed を喰っているプレスリリースサイトを見てみますと、記者により手が加わるニュースサイトと比べて、どうにも title が冗長になっている処が目立ちます。
購読しているプレスリリース系 feed は10、このうち9のサイトまでがプレスリリース記事の title に「プレスリリースサイト自身の名前」を入れ込んでいます。
長いところでは自社の宣伝文で20文字分以上も占拠していたり、更に酷いところでは「プレスリリースサイトの名称」だけという…
また、肝心のプレスリリース元の原稿にも、とても残念なモノが散見されます。
自社名を売り込みたいのか、特定製品を売り込みたいのか、著名なモノにのっかりたいのか、そのいずれなのかによってタイトルが変わってくることは必然ですね。
であるにもかかわらず、アピールポイントを勘案せず、要約ではなく説明文をそのままタイトルとして設定し、それだけで読む気が失せるような惨状を呈しているワケです。
プレスリリース配信サイトを経由しているんですから、きっとなんらかのテンプレートや指南書的なモノを提供しているのだろうと思いたいのですが…
例えば私の場合、 Twitter へは次のような手順でポストしてます。
このとき、最近は URL については bit.ly にて短縮しておりますが、サイトの情報は title から情報を引用しています。
(てか、そのような bookmarklet を使用しています)
で、ポストする時になって、「自分のコメントなし」「ページの URL を短縮」でも140文字を超える長さになってしまうことが多々あります。
こうなると当然、プレスリリースサイトの名前をゴソッと削除したり、まだ長いならプレスリリース元が記入した文言までもザックリ削ったり、更なる手間をかけてポストすることになります。
もちろん、面倒を避ける為に bookmarklet を使っているワケですから、そのコストに見合わない程度のネタであればポストするコト自体をやめるコトもあります。
せっかく広く知ってもらう為にプレスリリースを発信したにもかかわらず、その機会を自ら棄てるようなタイトル付けは美味しくありません。
かといって、センセーショナルなだけで中身の伴わない言葉遊びをしてみても、 blog や Twitter で言及してもらえるワケもありません。
故に、「短く的確なタイトル」が、よりいっそう重要になっていることを理解して欲しいと思います。
…あー、 spam の如く、小間切れな情報を投げまくるのもまた、選挙の街宣と同じで悪影響にしかなりませんので、頻度についてもきちんと吟味しましょうね。