さて、各所で話題になりつつある「ワン切り恐喝」ですが、コレって先のNTTドコモで話題になった「迷惑メール」問題と似たようなもんですよね。んで、根絶は難しいにしろ、かなりの効果を上げられる対策は当局側で実施出来るはずですので、その案をば示しておきます。
まずは状況分析。
- 着信通知を悪用しているので、当然「番号通知」でかけてくる
- 私は受けた事がないので分かりませんが、発呼される回数は一回、らしい
- 履歴の番号にダイアルするとその相手先は自動応答らしい
- 既にリストが公開されている事からも、犯行グループは代表番号を利用している様子
- 以上の事から、おそらくは何らかの装置やプログラムを用いた自動システムを作り上げているか、さもなくば馬鹿なバイトを雇っての人海戦術であろうと思われる
んで、状況から可能と推測される対策
- 電話各社は契約の約款(約定?)を改訂し、スパム行為などの着信者に不利益を与える行為を行った利用者に対し、一定の警告後改善がみられない場合は契約を破棄(或いは利用を一時的に停止)出来るようにする(コレが一番大変か?)
- 必ず通話履歴等は残してある(ハズな)ので、「比較的短時間」に「一回だけコールしてすぐに切る」という発信パターンのある「同一番号(おそらくは代表番号)」を洗い出しリストを作成
- 利用者等から苦情があった場合、このリストを元に不正な利用をしているかどうかを確認して警告・対策を実施
- 履歴の解析から明らかにやっていると判断出来るようなモノについては、利用者からの苦情を待たずに確認・警告・対策する
って、感じでどうでしょう。
ちなみに、この程度のコトは私も今ほんの数秒考えた程度で思いつく対策ですので、NTT等の電話各社が思いつかない訳がありません。なんで対策をしないのかって云えば、「まだお上が何も言ってこない」「どんな形であれとにかく通話料は取れる」等、利用者無視の姿勢があるのは確実ですね。多分、NTTとNTTドコモが一番最後まで対策を取らずに逃げようとすることでしょう。まあ、ここら辺はいつもの事ですから、いい加減イデオロギー的に業者を選ぶ時代になっていくべきでしょうが。